未経験から転職するには?企業が未経験者に求めているスキルや特徴

「新卒で入社した会社と合わない…」
「未経験の仕事に転職して一からキャリアを築いていきたい」
今まで経験したことの無い仕事に転職すると未経験者として、転職活動をしなければなりません。
一から仕事を覚えなければならないため、「そもそもエントリーできるのか」「エントリーして内定が貰えるのか?」不安を感じますよね。
転職に失敗してしまうと、その後のキャリアに傷をつけてしまうことになります。
そこでこの記事では、未経験者を採用している企業の意図や、どのような業界が未経験者を採用しているのか紹介。
これから始めて転職をしようとしている人は、ぜひチェックしてみて下さいね。
企業が未経験者を採用する意図とは?
企業はなぜ即戦力となる経験者を採用せず、右も左も分からない未経験者をわざわざ採用しているのでしょうか?
教育コストや手間を考えたら、経験者を採用した方が企業にはメリットが大きいように感じますよね。
未経験者を採用しているのは、大きく3つの意図があります。
- まっさらな人材を採用して育てていきたい
- 経験者だけを採用しても人材が集まらない
- 未経験者の方が人材コストを抑えられるから
まっさらな人材を採用して育てていきたい
仕事を経験したことの無い未経験者は、経験者に比べて、知識やスキルがありません。
しかし、何も知らないまっさらな状態の未経験者は、会社に関してのあらゆる決まりや仕事の進め方を吸収していきます。
会社のカラーに染まってくれるため、企業にからすれば扱いやすい人材と言えるのです。
経験者だけを採用しても人材が集まらない
仕事をしたことのある経験者だけに絞って採用を行うと、経験者の人数が少ないため、採用予定人数を確保できないケースが多いです。
とにかく人材を集めたいと考えている企業からすれば、採用人数が集まらないと採用に×時間と労力が無駄になってしまうことに。
そこで未経験者まで採用枠を広げ、十分な人数を確保しようとしているのです。
未経験者の方が人材コストを抑えられるから
未経験の場合、仕事を一から覚えていかなければならず業務の幅が狭いため、人材費を最低限に抑えられます。
対して、経験者の場合はスキルや経験量に見合った報酬(給料)を渡さなければならず、かなりのコストがかかります。
採用した人がしっかりとした人材であれば問題ありませんが、あまり仕事ができない人の場合、待遇に対しての成果が少ないため、採用した企業にとっては損してしまうことに。
経験者は採用するにあたって企業側に損失に繋がるリスクがあるのに対し、未経験者は採用するリスクが低いです。
そのため、人材費の安い未経験者を採用して、コストを抑えようとしているのです。
未経験にもいくつかの種類がある!
「未経験者歓迎!」と書かれている求人は多くあり、目にしたことがある人も多いでしょう。
しかし、未経験ヲ募集している求人の中にもいくつかの種類があるのをご存知でしょうか?
その種類を理解しておかないと、企業とのミスマッチが生じてしまい、転職活動が上手く進みません。
そこで未経験者を募集している求人の微妙な違いを解説していきます。
職種未経験
職種未経験は同じ業界内で別の職種を採用している求人のこと。
不動産業界の事務職から営業職へと転職する場合などに、職種未経験者に該当します。
業界内の仕組みや特徴を理解できているため、未経験でも転職ハードルはそこまで高くありません。
業界未経験
広告の営業職から不動産営業に転職する場合の求人が業界未経験に該当します。
業界の事情や仕組みは理解していないものの、前職で身に付けたスキルや知識を活かせるため、即戦力人材として扱われます。
業界の決まりや仕組みを理解できてしまえば、前職の仕事内容とそこまで変わらないため、転職後に仕事に慣れないなどのリスクは少ないです。
仕事内容よりも、環境変化に適応できる能力が求められます。
完全未経験
完全未経験は職種も業種も経験したことがない人のこと。
アパレルの販売職からIT業界の事務職、介護スタッフから不動産営業などへの転職する人が当てはまります。
未経験の転職というよりも、新卒採用に近い扱いを受けるため、当然低い給料からのスタートになります。
職種未経験・業界未経験などと比べると、0からのスタートになるため、転職のハードルが高いです。
「この仕事でどのように成長していきたいのか」「招来はどのようなビジョンを描いているのか」など明確にしておく必要があります。
未経験でもできる仕事はある?未経験者を歓迎している仕事の種類や内定を貰えない人の特徴
企業が未経験者に求めている4つの特徴
未経験者には経験者ほどのスキルや経歴を求められないものの、少なからずチェックされているポイントはあります。
- 仕事に対しての熱意
- ポテンシャルの高さ
- どんなことにもチャレンジする姿勢
- 20代の若い人材
企業からチェックされているポイントを理解し、内定を貰える確率をアップさせていきましょう。
仕事に対しての熱意
未経験者は仕事の実績や経験が伴っていないため、入社後にどれだけ仕事への熱意を持っているのかとても重要なポイントです。
業務を教えてもらい、ただこなしているだけでは経験者との差は中々埋まらず、いつまで経っても評価されません。
業務時間中はもちろんですが、業務時間外にも意欲的に学ぶ熱意を持ち、自発的にスキルや知識を習得していかなければなりません。
業務時間外に勉強するということは、生半可な熱意では行動に移せないため、「いち早く仕事で成果をあげたい!」という強い熱意が求められます。
ポテンシャルの高さ
仕事覚えの良さや将来の成長速度など、未経験者に対して求められるため、ポテンシャルの高さをチェックされています。
ポテンシャルの高さは努力や意識で身に付くものではなく、生まれ持って身に付いているものです。
ポテンシャルは抽象的な要素なので「どうアピールすればいいの?」と悩んでしまう人も多いでしょう。
ポテンシャルをアピールする上で大切なのは、将来に対して見通しを持てているかが大切です。
「招来的には○○になれる様に成長したい」「5年後には仕事でこういう成果をあげたい!」など、将来ビジョンを明確に伝えましょう。
どんなことにもチャレンジする姿勢
未経験として入社したての頃は、通常業務の他にも様々な業務が与えられます。
中には雑務に近い業務も依頼されることもあるため、雑務でも積極的に取り組み、なんでもやる姿勢が重要です。
とにかくどんな仕事にも取り組み、常にチャレンジする姿勢をアピールしましょう。
20代の若い人材
年齢が高くなるにつれて、ポテンシャルや将来性よりも経験や実績が求められるため、年齢が上がるにつれて未経験職への転職は難しくなります。
20代の若い年次であれば、将来的な成長性やポテンシャルに期待できるため、企業からしても採用しやすいです。
適正やポテンシャルが見込まれれば、未経験職へも比較的簡単に転職できます。
20代後半になると転職先の選択肢が少なくなる
同じ20代でも前半と後半では求められるものが全く異なり、20代後半になると天書先に選択肢がぐっと少なくなります。
未経験職へ転職したくてもできなくなってしまうため、年齢が高くならない20代前半のうちに転職するのをおすすめします。
公開しない様に、いち早く転職活動を始めましょう。
未経験者を積極的に採用している仕事の特徴
仕事によって採用している人材の対象が、未経験者・経験者どちらかに偏っている傾向があります。
どの様な特徴を持つ仕事が未経験者を採用しているのか、紹介していくので参考にしてみてください。
人手不足を抱えている
慢性的に人手が足りず人手不足の問題を抱えている企業は、人材を確保するために、経験の有無を問わず手広く採用活動を行っています。
とにかく人手を確保しようとしているため、未経験者でも比較的内定を貰いやすいのも特徴。
いち早く転職先から内定を貰いたいと考えている人は、人手不足を抱えている業界や職種に絞ってエントリーしましょう。
人手不足の業界はブラック企業が多いため注意
企業が人材を募集する際、業務拡大や退職した人の代わりになる人材を確保するなどの理由がほとんど。
そのため、慢性的人手不足を抱えている業界のほとんどは、何かしらの問題を抱えている可能性が高いです。
「給料が安い・待遇が悪い」「残業や休日出勤が多く労働環境が整っていない」などの特徴を持っているブラック企業かもしれないので気をつけておきましょう。
通年求人を出している・具体的な内容が記載されておらず良いことばかり書いてあるなどの特徴を持っている場合は、エントリーするか検討してみるべきです。
成長著しい会社
業績が好調で業務拡大している成長著しい会社も、人材確保のために未経験者を積極的に採用しています。
離職率が高いブラック企業と違い、業務拡大で未経験者を募集している企業は、労働環境や待遇が整っているケースが多いです。
充実した環境で仕事ができるため、未経験として入社しても活躍できる環境ができています。
成長している企業を見分けるポイントは下記の通り。
- 広いオフィスへと移転を繰り返している
- 従業員数が年々増えている
- 会社の売り上げが増えている
企業が出している求人やホームページに記載されているので、エントリーする前にチェックしておきましょう。
年齢層が若いベンチャー企業
会社を立ち上げたばかりのベンチャー企業の中は、社員全体の年齢層が若く、どんどん若い人材を集めて会社を大きくしようとしている企業が多いです。
未経験として入社しても年齢が近い社員が多いため、仕事の悩みや相談をしやすく、より良い環境で仕事ができます。
また、ベンチャー企業は一般的な企業とは違い、社員一人あたりの裁量権が多きく自分の
ペースで仕事をできるのも大きな特徴。
未経験からでも仕事の呑み込みが早く、結果を出すことができれば、先輩たちを追い越して役職に就くことも。
どの企業に転職しようか悩んでいる人は、ベンチャー企業も選択肢に入れてみましょう。
失敗しないベンチャー企業への転職とは?転職を成功させる3つの方法
未経験でもチャレンジできる仕事10選
「未経験者を採用している企業はどこ?」「未経験におすすめの仕事はある?」
転職しようと思ってもどの仕事が良いのかが定まっていないと、転職活動は進みません。
未経験者におすすめの仕事を10個紹介します。
- 営業職
- 事務職
- 接客、サービス業
- IT業界の技術職
- クリエイティブ
- 美容部員
- ブライダル、ホテル関連
- 教育、保育
- 福祉業界
- 公務員
これらの業界は未経験者を積極的に採用しており、実際に多くの未経験者が活躍しています。
未経験者に対しての研修などの教育面も充実しているので、転職先選びの参考にしてみて下さい。
未経験でもできる仕事10選!企業が未経験者を求めている理由とは?
未経験でもポイントを押えれば内定が貰える!
未経験でもポイントや転職先の企業や職種を考慮すれば、比較的簡単に転職ができます。
転職する際に一番気をつけなければならないのは、目標や目的を定めずに闇雲に転職活動を進めるということ。
何も考えずに転職を進めてしまうと、転職に成功した後に後悔してしまう可能性があり非常に危険です。
転職前に目標を明確にし、しっかりとポイントを押えて転職するようにしましょう!