第二新卒の自己PRの書き方は?実績がない場合の書き方も例文付きで解説

第二新卒の自己PRの書き方は?実績がない場合の書き方も例文付きで解説
※本ページにはPRが含まれます。

転職活動で作成する自己PRは、前職で得た経験やスキルをベースにして作るのが基本です。

しかし、第二新卒は社会人としての経験が浅く、特筆した経歴のない場合が多くて自己PRに何を書けばいいのか戸惑ってしまう人も多いと思います。

企業が第二新卒に何を求めているのか、魅力的な自己PRとはどのようなものなのか理解できれば、内定がぐっと近づきます。

そこでこの記事では、自己PRの作成方法や作成する上でのポイントなどを紹介していきます!

状況に合わせた自己PRの例文も説明していきますので、そちらも参考にしてみてください。

第二新卒者の自己PR作成のポイント

大学時代の経験で自己PRを作成してしまうと、企業が求めているニーズに応えられません。

「前職では何も経験していないのか?」
「社会に出て何を学んでいたのか?」

…などと、疑問を与えてしまうことになります。

新卒と違い第二新卒者は、社会に出て働いた経験があります。

そのため、自己PRでは、前職でした経験を基にして自己PRを作成しましょう。

ここからは、自己PR作成のポイントを紹介していきます。

作成する際のポイントは大きく4つあります。

1. 成功体験・失敗体験を織り交ぜる。
2. 他の第二新卒との違いをアピールする
3. 職務内容や身に付けたスキルを具体的に説明する。
4. 具体的な将来像を伝える。

ポイントを押えて、魅力的な自己PRを作成しましょう。

成功体験・失敗体験を織り交ぜる

あなたの成功体験を織り交ぜれば、採用担当自分をアピールできて、評価を受けられます。

「2年目にして、営業部で月間トップの売り上げを達成した。」

「トップに慣れた理由は○○を工夫して、仕事に取り組んだためです」

成功体験だけではなく、その成功のためにどのような努力をしたのか説明すれば、より効果的にアピールできます。

また意外かもしれませんが、失敗体験にも価値があります。

「どんな失敗をして、その失敗から何を学んだのか」という点が、きちんと整理できていることを評価する企業はたくさんあります。

成功体験だけではなく、失敗体験を通じて自分のことをアピールできないか、考えてみてもいいかもしれません。

他の第二新卒との違いをアピールする

規模が大きい企業になると応募者が数十人になる場合もあります。

その中で、選考に勝ち抜いていくためには自分のカラーを出して、他の転職者と差別化を図らなければなりません。

前職でしてきた経験を振り返って、自分しかしてきていない経験をピックアップして、面接官に伝えましょう。

「営業成績○○万円達成して、同期の中で営業成績がトップだった」

「同期入社の中で私だけ選抜されて、○○という大きいプロジェクトに関わっていた」

伝える際にはより具体的にするために、数字や固有名詞などを出しましょう。

職務内容や身に付けたスキルを具体的に説明する

前職で経験してきた仕事内容からどのようなことを学んだのか、仕事の中でどのような工夫を具体的に説明しながら、どのような部分が次の仕事に活かせるのか伝えましょう。

「前職ではプログラマーとして働いていたので、オフィスで活用するPCスキルを一通り身に付けています」

これだけでも、十分なアピールです。

もし特筆したスキルがあれば、他の第二新卒と差別化が図れるので、特に強調して伝えるようにしましょう。

具体的な将来像を伝える

仕事をしていくうえで、将来はどのようになっていたいのか、明確な将来像を持っておく必要があります。

何の将来像も持っていないと、その将来像に向かってどういう努力をしていけばいいのかが明確になりません。

希望する企業でどのような仕事をして、将来的にはどのような役職に就きたいかを伝えましょう。

第二新卒の自己PRの書き方【3ステップ】

何の用意もせずに、自己PRを作成するのは無理があるので、3つのStepで作成方法を紹介していきます。

  • Step.1これまでの経験を書きだす
  • Step.2わかりやすく整理する
  • Step.3フレームワークを活用する

それでは1つずつ説明していきます。

Step.1これまでの経験を書きだす

いきなり自己PRを書き出す必要はありません。

まずはこれまでにしてきた経験を書き出してみましょう。

どんな些細なことでも構いません。

「会社に2年務めてきたなかで、一度も遅刻・欠席・早退をしていない」

「月間の売り上げ実績で3回トップを取った」

「月に休みが2~4回ほどしかない職場に2年間務めた」

「社内のだれとでも円滑にコミュニケーションをとれていた」

コツは、些細なことでもとにかく書き出すことです。

前述した通り、失敗体験ですら書き方次第で自己PRとして使えます。

「これはアピールになるのか?」と気にせず、まずはこれまであった出来事をどんどん書き出していきましょう。

Step.2わかりやすく整理する

あなたの経験を書きだしたら、書きだした項目の中からどの経験をアピールするか選びましょう。

しかし、アピールポイントは基本的に1つか2つにしておきましょう。

あまりたくさんの情報を詰め込み過ぎてしまうと、あなたがどのような人間なのか、情報量が多すぎて面接官が読み取りづらい恐れがあります。

Step.3フレームワークを活用する

情報の整理が完了したら、フレームワークを活用して伝えたいことをより明確にしましょう。

フレームワークとは、物事を進める大枠の構造を作る作業です。

仕事内容 これまでしてきた仕事の業務内容を明確にまとめてみましょう。
仕事で得られた結果 仕事をしてきてどのような結果が得られたのか、書いてみましょう

「運営するWEBの集客数が〇倍になった」
「売り上げ成績○○万円を超えて、部署でトップになった」
「同期入社の中で、自分ひとりだけ、新規プロジェクトの一員に選抜された」
数字などを用いて、より具体的に書くと効果的です。

身に付けたスキル 仕事を通じて身に付けたスキルを書きましょう。

・オフィスで必要なPCスキル
・営業先と接し方
・WEBを運営するノウハウ 

など

企業に活かせる強み ここの項目が重要です。
前職で得た経験や、身に付けたスキルが次の転職先でどのように役立つのか、繋がりを意識して書くようにしましょう。

 

第二新卒者の自己PRの書き方【例文】

ここからは、前職の職種別に自己PRの例文を紹介していきます。

前職が営業職の場合

○○株式会社での約1年間は、大変短い期間ではありましたが、日々の顧客管理に加え、自ら設定した売り上げ目標を実現すべく日々の業務に取り組んでおりました。

1日に訪問する企業に自己目標を持ち、少しでも多くのお客様に接することを日々意識していました。

また、積極的に新規の案件を獲得する取り組みと、自分が直接担当する顧客を増やすことの2点を自分に課していました。

今までいた業界とは異なりますが、問題意識と目標を持ち、それを達成することに関しては直結する部分だと思います。

今まで以上に多くの経験を貴社で積み、自らの目標をさらに高く持てるように努力する所存です。

前職がテレビ関連職の場合

前職では、テレビ制作のアシスタントディレクターとして2年間制作会社に勤務していました。

ロケ場所の確保やロケスケジュールの作成、出演者のアテンドなどが主な業務内容で、ロケが円滑に進むように心掛けてきました。

また、ロケ終了後は編集作業に移り、拝借している画像や映像の許諾関連に動いたり、映像に載せるテロップの作成などもしていました。

御社の業務内容にも、映像制作をしているため、私が経験してきたスキルを存分に活かせる環境だと思っています。

前職がコールセンターの場合

前職では、某携帯会社のコールセンターでトラブル対応を担当しました。

トラブルの内容はマニュアル化が難しく、お客様の案件ごとに柔軟に対応する能力が求められます。

前職では、ビジネスシーンに必要なコミュニケーションスキルが身に付けられました。

また、丁寧な対応が認められ、社内の新人賞をいただくことができました。

貴社でも柔軟な対応力とコミュニケーションスキルを活かし、関係部署のメンバーの意見を積極的に聞いて業務効率化に取り組みたいと考えています。

前職が企画職の場合

前職では、食品メーカーで営業担当をしておりました。

販売促進のための企画を手掛けるうちに、本格的に商品企画の仕事をしたいと考えるようになりました。

前職とは異なる商材の文具を扱いますが、前職で身に付けた豊富な企画力や発言力は、御社でも十分に通用する能力だと思っています。

また、実家が文房具屋を営んでおり小さい時から文房具に囲まれて育ってきました。

そのため、同年代に比べて文房具への関心は深く、本屋に立ち寄った際は、つい文房具を見てしまうことがあります。

中でも御社の製品は、他の商品に比べてデザインや素材に趣向が凝らされていて、見ているだけでも楽しい気持ちになります。

見ているだけで楽しい気持ちになる文房具を企画している御社で働ければ、自分にとっても良い刺激になり、豊富な経験を積んでいけると思いました。

企業が第二新卒者に求めていることとは?

業種や業界に関わらず、自分の希望している企業の業界研究を深めて、自分の強みとリンクさせることが大切です。

そのためにも、企業が第二新卒に何を求めているのかを理解したうえで、自己PRの作成に取りか借りましょう。

ここでは、第二新卒に求められている3つのスキルを紹介していきます。

ポテンシャルや将来性

社会人経験が浅い第二新卒者に、華々しい経歴や専門的なスキルが身に付いているとは、企業も期待していません。

経歴を重視した採用をする場合には、最初から第二新卒者を対象にして採用を行わず、中途採用枠で求人を出します。

第二新卒は年齢が若く、どこの会社のカラーにも染まっていないため、ポテンシャルや将来性に重点を置かれています。

将来を見据えて、がある人材であることをアピールしましょう。

要求されているポイントをはき違えてしまうと、何も評価されませんので注意が必要です。

仕事に対してのやる気や姿勢

前の項目と重複してしまう部分がありますが、第二新卒は年齢が若いので冷静沈着に仕事をこなすよりも、がむしゃらに仕事をする姿勢を持った人の方が評価されます。

明るい口調や表情などから、やる気や仕事への姿勢をアピールできます。

どんなことでもやります!くらいの気概を持つようにしましょう。

基本的なビジネススキル

電話対応やビジネスメール、名刺交換など基本的なビジネススキルは、一通り身に付けていることが求められます。

新卒と違い、社会人の基礎を体得している点は、企業が第二新卒を採用するメリットです。

企業側からすれば、「教育にかかるコストを抑えることができる」と判断できます。

逆に身に付けていて当然と企業は考えているので、身に付いていない場合には前職で何をしてきたのかを問われ、マイナスの評価をされてしまいます。

第二新卒の自己PRの書き方に困ったらリクらくに相談にしよう

第二新卒の自己PRは企業が求めていることを意識して、仕事に対しての意識や姿勢、自分独自の経験やスキルをアピールすることがポイントです。

前職の経験を振り返り、どのような経験をしていたのか思い出してみましょう。

アピールするポイントはたくさん転がっています。

どうしても自己PRの作成が上手くい行かない場合には、リクらくを活用しましょう。

専任のエージェントが、一人一人に合った自己PRを提案できます。

作成した自己PRが上手くまとまっているか不安な方は、リクらくを活用することで自己PRの添削もお手伝いします。

リクらくを活用して、自分を最大限にアピールできる自己PRを作成し、内定を勝ち取りましょう!