フリーター人口の割合は?男女別の割合や正社員就職のコツも解説

フリーター人口の割合は?男女別の割合や正社員就職のコツも解説
※本ページにはPRが含まれます。

現代では、様々な理由でフリーターをしている人がたくさんいます。

シフトも自由に組めて、自分の都合に合わせて生活ができるので、一度フリーターにはまってしまうと抜け出せない人も多いようです。

しかし、正社員として働いている人からは、フリーターという選択を理解されないことも多いです。

社会的な地位も低いので、様々な場面で苦労する場面が多いでしょう。

フリーターをしている人の中には「フリーターってどの位いるんだろう」と疑問を持つ人もいると思います。

そこで今回は、世の中にどの位フリーターがいるのか、フリーターの割合を紹介していきます。

また、どんな理由でフリーターになっていくのか、フリーターと正社員人はどのような違いがあるかなど説明していきます。

日本にフリーターは271万人いる

フリータの割合は、総務統計局が行っている就業構造基本調査を見るとわかります。

ここでいうフリーターは下記のような条件に当てはまる人です。

  • 年齢は15~34歳
  • 男女共に学校を卒業している
  • 未婚

総務省統計局が発表した「平成24年版就業構造基本調査」によると、15歳から34歳の日本人のうち全体の14.2%にあたる約271万人は、フリーターであることが明らかになっています。

(平成24年版就業構造基本調査から引用)

性別で見ると、15歳から34歳の男性フリーターは8.6%で、女性フリーターは19.9%という結果でした。

この結果から、女性のほうが正社員での就業難易度が高い様子が分かり、フリーターの道を選んでいる人が多いようです。

フリーターになる人の理由とは?

それではなぜこんなにもフリーターが多いのでしょうか?

フリーターになってしまう人の理由を紹介していきます。

なんとなくフリーターになった

フリーターになってしまう人の多くがが、「なんとなく」という理由でフリーをしているようです。

やりたいことが見つからない、社会人になるのがめんどうくさいなど、学生気分が抜けきらずに惰性でフリーターをしている人が多いみたいです。

一般にこのような人たちを「モラトリアム型」と呼びます。

正社員として働く気力が備わっていないので、モラトリアム型の人は就職するまで、かなり長い期間がかかってしまうケースが多いようです。

夢を叶えるためにフリーターになった

仕事によっては、下積み期間が必要になる仕事もあります。

芸能人やフリーランス、職人など何かしらの夢を持ち、その夢を叶えるためにフリーターをしている人も多くいます。

お笑い芸人の人がよく下隅時代の話をしますが、芸人の下積み時代というのはここに該当します。

この人たちのことを「夢追い型」と呼びます。

フリーターの中でも前向きな要素が強いので、悪い印象ではみられないでしょう。

フリーターから正社員就職を成功させるコツ

企業がフリーターを採用する場合には、仕事を経験したことが無い人がほとんどなので、主にポテンシャルに重点を置いた採用を行います。

若い年代だと仕事覚えが早い傾向にあり、成長率が早い傾向があるので、若い年代のフリーターの方が高い採用実績があります。

また、企業が出している求人を見てみると、募集要項の欄に「25歳以下」などと年齢が制限されている企業もあります。

そのため、年齢が高くなるにつれて応募する企業が絞られてしまい、就職先の選択肢も限られてしまいます。

早い段階で就職意思を固めて、就職活動に入ることをおすすめします。

生涯年収に大きな差が出る

フリーターと正社員の一番大きな差は、生涯に受け取れる年収の差です。

企業に正社員として働いていれば、年齢を重ねていく毎に昇給・昇進のチャンスがあります。

そのたびに、収入アップのチャンスがあるでしょう。

また、実力主義の業界であれば、自分が頑張った分の給与を貰えるので、フリーターの何倍も給与を貰える可能性もあります。

その反面フリーターは、時給制なので時給があがったとしても数十円程度でしょう。

急激な時給アップは見込めませんし、ボーナスやその他の手当てを受けられません。

フリーターとして、順調に年収をあげていくのはかなり難しいでしょう。

将来的に不安定な要素が多い

正社員に比べてフリーターは、社会的信用度が低いです。

社会的引用度が低いと、クレジットカードが作れなかったり、ローンを組めなかったりと何かと不便なことが多いです。

また、将来的に結婚をするとなると、ある程度の蓄えが無ければ不安なことが多いでしょう。

まだ若いから自分は大丈夫」と思っていると、いざという時に必ず後悔してしまいます。

それを防ぐためにも、いち早く就職活動を始めましょう。

スキルが身に付かない

全ての職に共通して言えることですが、アルバイトができる仕事には限界があります。

軽作業や事務的な要素が強い作業しかやらせてもらえないことが多いでしょう。

しかし、正社員になればできる仕事が広がり、様々な業務をこなすことができます。

いろんな業務を覚えるということは、今の仕事だけではなく、次に転職する時に前職での経験をアピールできます。

フリーターに甘んじていると、自分のスキルを積んでいけませんので、キャリアを形成していけません。

何よりも、アルバイト経験は職歴に記載できないので、職歴の欄が空白になってしまいます。

将来的なキャリア形成を考えると、いち早く就職活動をはじめて、正社員になり経験を積んでいくべきでしょう。

福利厚生・社会保障

正社員の場合、健康保険や厚生年金に加入するため、所得税や住民税といった支払いは毎月給与から引かれます。

また、病気や怪我をした時には手当がついたり有給を使ったりすることで、生活が保障されます

その反面、フリーターは個人で国民健康保険に入るなど、自ら手続きを進めなければなりません。

福利厚生面の保障もないため、何らかの事情で働けなくなった場合、無収入になるリスクもあります。

正社員に比べて、フリーターはいざという時に弱いことを理解しておきましょう。

フリーターは今すぐ正社員就職を目指そう

ここまで読んで多くの人が気付いているかもしれませんが、フリーターよりも圧倒的に正社員ほうが給与・福利厚生など厚い待遇を受けられます。

年齢を重ねていくにつれて、就職の難易度が高くなり、企業によっては応募条件に年齢制限があるケースがあります。

もし就職活動を始めようか悩んでいる人がいれば、すぐにでも就職活動を始めたほうがいいでしょう。