ベンチャー企業の年収とは?収入アップの秘訣を徹底解説!

大卒の初任給の平均額は、およそ20万円です。
一般的に会社規模が小さいほど初任給は少なめですが、ベンチャー企業であれば大企業以上の初任給がもらえるケースがあります。
ある調査で分かったベンチャー新卒の平均年収は約382万円、月収は26万5,855円でした。
上場企業の平均初任給20万7,450円よりも大幅に上回っているのが分かります。
「ベンチャー企業は年収が低い」と思い込んでいた人も多いと思いますが、そんなことはありません。
年収は企業選びの重要なポイントですので、しっかりチェックして転職に役立ててください。
ベンチャー企業の年収は一般企業と大差ない
ベンチャー企業だからといって、一般企業との間に大きな年収差はありません。
むしろ就活生の目を引くために、年収を高めに設定している企業もあります。
またベンチャー企業は少数精鋭という側面もあり、その分野で卓越した能力を持った人材には高めの年収を提示して採用するのも特徴です。
ただし勤務歴とともに年収が上がる大企業に比べ、結果を重視するベンチャー企業は勤務歴が年収に反映されないという違いを知っておきましょう。
20代の平均年収を解説!業種・男女・住んでいる県などによって違いはある?
企業規模が大きいベンチャー企業の中には高収入の企業もある
急成長して大企業へと成長したベンチャー企業を「メガベンチャー」と呼びます。楽天やエムスリー、LINEなどです。
メガベンチャーは人材に投資できる資金がありますので、大企業より高い年収を得ることが可能です。
また大企業に比べて20代や30代の早い段階で昇進できるのがベンチャー企業のメリットで、管理職クラスになれば上場企業の年収にも負けない金額が期待できます。
ベンチャー企業で高収入を目指す3つの秘訣
ベンチャー企業で高収入を得るにはどうしたらいいのでしょうか?
ここで紹介する3つのコツを参考に、年収アップを目指しましょう。
仕事のスキルを向上させる
ベンチャー企業は実力主義ですので、スキルアップして結果を残せるようになると収入も上がります。
年齢に関係なく出世できるところは、大企業にはない大きなメリットと言えるでしょう。
自分のスキルに自信がある方や、年功序列が嫌いな方には、ベンチャー企業が向いているといえます。
仕事以外の場所でも勉強に励む
ベンチャー企業での評価は「結果」がすべてです。
「新卒だから」「未経験だから」というような言い訳をしていても、給料は上がりません。
いち早く社会経験を身につけるためには、仕事に集中して取り組み、仕事と離れた場所でも勉強することが大切です。
仕事を選り好みせずなんでも行う
ベンチャー企業は人手が足りないことが多く、部署の垣根を越えた業務をこなす必要があります。
営業職でも事務作業やマーケティングをしたり、経理でも顧客対応をしたりという風です。
そこで「これは私の担当じゃありません」といってしまうと、得られるはずだった経験が限られてしまいます。
若いうちの苦労は買ってでもしろと言いますから、早い段階でいろんな職務を身につけておくことをお勧めします。
幅広い業務をこなすことで、マルチタスク能力やスキルがアップするなど、大きな成長が見込めるでしょう。
収入が高いベンチャーに共通している特徴
就職先や転職先を選ぶ基準に、「年収」を掲げている人も少なくありません。
ここでは、収入が高いベンチャー企業を見分ける方法を紹介したいと思います。
「高収入=企業が儲かっている」ということを考えると、自ずと答えが見えてきます。
年々事業を拡大している
事業を広げている企業は、それなりの収益が得られていることが分かります。
当然ですが、赤字なら資金調達がうまくいかず事業拡大はできません。
企業の求人情報を調べるときには、事業拡大による人材の募集かを確認するといいでしょう。
社員数が増加している
社員数が増えている企業も儲かっている可能性が高いです。
もともと社員数名でスタートすることが多いベンチャーは、事業が軌道に乗れば大量に従業員を増やす傾向にあります。
よく「大量に人を募集している企業は退職者が多いのが理由で、ブラック企業の可能性が高い」と言われますが、ベンチャーの場合は例外です。
ベンチャーが儲かりはじめると、1、2年で社員が2倍・3倍になるというには珍しくありません。
世間的に知名度が高い
ベンチャー企業や中小企業は知名度が低いのが一般的ですが、急成長中の企業やPR戦略に力を入れている企業は知名度が上がります。
またインターネット検索で上位表示されるサービスを展開している企業も、今後大きな成長が見込めるでしょう。
ベンチャー企業で働くやりがいとは?
大手や歴史のある企業ではなく、あえてベンチャー企業を選んで働くやりがいとは、どんなものがあるのでしょうか?
ベンチャー企業への転職は後悔が多い!?その理由と後悔してしまう人の特徴とは?
裁量権が大きく主体的に仕事を進められる
社会人数年目の20代であっても、新規プロジェクトのリーダーに抜擢され、仕事をすべて任せられることもあります。
これは大企業ではほとんどあり得ないことです。
もちろん何も知らない若手が事業を一からスタートさせ、黒字化させるのは簡単ではありません。
しかし刺激的な仕事ができるためやりがいも大きく、成果が出せれば自分に自信がつくでしょう。
裁量を大きく持つことで、「この会社を引っ張っているのは俺だ!」「ここが私の居場所」などと自分の存在価値を高めることができます。
学歴や経歴よりも実力重視
完全実力主義のベンチャーでは、学歴や経歴はもちろん、出世するのに社歴も関係ありません。
大企業にありがちな「結果を出しているのに年収が上がらない」「正当な評価をしてもらえない」というようなことは一切ないのがベンチャーの特徴です。
実力があり結果を出せれば、入社1年目でも裁量権を持てるのがベンチャー企業の魅力です。
ただし見方によっては、上司の指示を常に仰ぐような社員は評価されない傾向が強いということを忘れないようにしましょう。
自分で考え能動的に動かなくては、ベンチャー企業で活躍することはできません。
会社の成長を身近で感じられる
入社したときは社員5名の会社だったのに、3年目では50名の会社に成長したというのも、成長中のベンチャーで聞かれる話です。
事務所が移転したり、大手と取引ができるようになったりというのも、大企業に入社すると味わえないベンチャー企業の醍醐味でしょう。
ベンチャー企業に向いている人とは?
ベンチャー企業の魅力を感じてもらえたでしょうか?
結果を出せば活躍することは可能ですが、ベンチャーは常に人手不足。
次々に発生するタスクをこなさなくてはいけません。
新規プロジェクトの立ち上げでは、企画から営業、事務処理まで全てを1人が担当することもあります。
ハードで多大な業務量をこなすには、土日も働かなくてはいけない時期もあるでしょう。
そんな環境でも活躍できる人は、次の3つのタイプです。
仕事に対しての熱意がある人
「とにかく結果を出したい!」
「自分のアイデアをカタチにしたい!」
仕事に対してこのような熱意がある人は、忙しいベンチャー企業でも続けられるでしょう。
一方で、「仕事は正確だけど与えられた業務しかこなさない」「ビジネスを通じて世の中に貢献したい気持ちがない」というタイプは、ベンチャーには不向きです。
向上心がある人
ベンチャー企業の特徴は、自分のアイデアや企画が通りやすいことです。
内容がよければ入社1年目でも採用してもらえ、業務を一任されます。
そんなベンチャー企業で活躍できるのは、与えられた業務をコツコツこなす人よりも、頭をフル回転させて行動に移せる人です。
常に仕事のアイデアを考えている人や、新しいビジネスモデルを思いつく人にもピッタリだと言えるでしょう。
様々な種類の仕事をこなしたい人
一つの業務を深く掘り下げて、自分の得意分野で経験を積みたい人もいますよね。
このタイプは、マニュアルが整備された大企業で活躍できる可能性が高いです。
一方で、広い範囲の業務をこなしたい人や、若いうちにさまざまな経験を積んでおきたいという人は、ベンチャーに向いています。
仮に人事部で働くとした場合、面接や社員の入社手続きのほか、総務の仕事も同時に任されるケースが多くなります。
マニュアルがない中で、自分で仕事を進めていかなくてはならず、仕事を覚えるまでは非常に大変です。
しかしわずかな期間で高い経験が積めるのは、ベンチャーで働く大きなメリットではないでしょうか。
人材が確保されておらずマルチタスクですが、2人の仕事を1人でこなすため年収も高めに設定されています。
ベンチャー企業に転職して収入アップさせよう!
ベンチャー企業は仕事量が多いため、年収も高めになっているケースが多いです。
また最初の年収は低くても、業績が上がれば給料に反映しやすく、出世すると大企業の役職者以上の年収も期待できます。
整備されていない環境で働くのは容易ではありませんが、自分のアイデアや行動で時代を切り開けるのがベンチャーで働く魅力です。
自分の実力に挑戦したいという方は、ベンチャーへ転職して高収入を目指しましょう!