第二新卒と既卒の違いとは?どちらが有利?転職を成功のコツも解説

第二新卒と既卒の違いとは?どちらが有利?転職を成功のコツも解説
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就活をしていく中で、必ずと言っていいほど耳にする「既卒」「第二新卒」という言葉。

実際のところ、それぞれの意味を理解している人はあまりいないのではないでしょうか?

それぞれで就活の難易度や、企業から見たメリット・デメリットが異なるので、しっかりと理解しておかなければなりません。

また、自分がどちらに当てはまるのか分かっていない人は尚更です。

そこでこの記事では、「既卒」「第二新卒」それぞれの違いや、企業から見たメリット・デメリットを解説。

企業から求められているスキルを理解し、就活のヒントを見つけてみて下さい。

第二新卒の定義とは

学校卒業後、新卒で入社した会社を3年以内に退職している人を第二新卒と呼びます。

ここでいう学校とはその人の最終学歴なので、高校や専門学校、大学いずれも含まれています。

厚生労働省が平成26年度に調査した「新規学卒者の離職状況」によると、第二新卒者の数は約14万人。

第二新卒者の数は年々増加していて、現代では、新卒で入社した会社を3年以内に退職している人の割合は3割以上となっています。

しかし、「就職した会社には最低でも3年は勤める」という考えがいまだに日本に残っているのを考慮すると、第二新卒は早期退職と括られてしまうかもしれません。

既卒と第二新卒の違いとは

学校卒業後に働いている第二新卒に比べて、学校卒業後に終業経験がない人を既卒と呼びます。

例えば、学校を卒業後に就職せず何もしていない人や、アルバイトとしてフリーター生活をしている人などが既卒になります。

学校を卒業後に何年以内が既卒という、明確な規定はないものの、一般的には3年以内と言われています

また、既卒の大きな特徴は、学校を卒業後3年以内であれば新卒枠にエントリーが可能という点。

しかし、企業によって既卒の定義がまちまちなので、全ての企業に新卒としてエントリーできるわけではありません。

とは言え、新卒枠でエントリーできる可能性があるのは大きなメリットと言えるでしょう。

第二新卒と既卒はどちらが就職・転職に有利?

ここまでで、第二新卒・既卒それぞれのメリット・デメリットを紹介してきました。

「どちらが就活に有利なの?」と言われれば、社会人経験をしているという点で第二新卒の方が有利。

前職との関連性があったり、事前知識などが身に付いていれば、即戦力として見られる場合もあります。

対して、社会人経験のない人を一から教育してくのはかなり大変なので、既卒はどうしても敬遠されてしまいがち。

仕事への意欲や熱が低いと思われているので、余計に就活が不利になってしまいます。

既卒の就職を成功させるには空白期間の説明がカギ

既卒からの就活を成功させるには、企業が抱えている不信感を払拭するのが一番の近道。

仕事に対してどれだけの熱意があるのか、働き始めたらどのような意識で仕事をしていくのか、など自信を持って伝えるようにしましょう。

また、既卒期間中(空白期間)に何をしていたのかも、企業が気にしているポイント。

「資格取得のために勉強に取り組んでいた」「自分のやりたい仕事を見つけるために企業研究をしていた」など、就活に前向きな姿勢を伝えましょう。

しかし、バイトばかりしていた人もいるかと思いますが、その事実を正直に伝えてしまうとあまり良くありません。

全くの嘘を伝えるのはNGですが、印象を良くするために、今からでも転職活動の準備を始めてみましょう。

第二新卒の転職を成功させるには?

それではここから、第二新卒の就職を成功させるためのポイントを解説していきます。

  • 自己分析・業界研究を入念に行っておく
  • 企業が求めている要素を理解してアピールする
  • なるべく多くの企業にエントリーする

それぞれのポイントをふまえて転職を行えば、内定がぐっと近づきます。

自己分析・業界研究を入念に行っておく

転職活動を進めていくうえで、書類選考・面接は必ず通る道。

この二つを通過しなければ内定を貰うことはありません。

これらの内容を充実させるためには、自己分析と企業研究を入念に行っていく必要があります。
自己分析を通して、「自分にどのような適性があるのか」「仕事に対してどのような考え方を持っているのか」を理解できます。

また、企業研究を通して「企業の事業内容」「職場環境」「自分に合っていそうな職場なのか」などの要素を理解できます。

履歴書に記載する志望動機や自己PR、面接中の受け答えなどは、自己分析・企業研究から形成されるので時間をかけて行うようにしましょう。

企業が求めている要素を理解してアピールする

企業によって、応募者にもとめる要素がかなり異なります。

例えば、ベンチャー企業などでは、向上心が高く新しいことに抵抗なくチャレンジできる人を。

また、歴史を重んじる企業では、組織のルールや既存のやり方を遵守できる人材が重宝されます。

このように、企業によって求める人材が異なるので、志望している企業でどのような人材を求めているのか理解しなければなりません。

企業の社風に合っているかは、かなり重要な要素なので、自分と企業がマッチしているということを伝えましょう。

企業が第二新卒に求めているものとは?企業側の目線で考えてみましょう

なるべく多くの企業にエントリーする

第二新卒になってしまう人は、新卒の時の企業選びに失敗している人が多い傾向があり、第二新卒の転職で失敗しないために慎重に転職を進めていく人が多いです。

転職先とのミスマッチを起こさないためにも、慎重に企業選びをするのは重要ですが、あまりにも慎重になってしまうのは得策ではありません。

また、転職を慎重に進めてしまい、第二新卒の期間が長引いてしまうと転職で不利になってしまいます。

いち早く内定を貰うためにも、なるべくたくさんの企業にエントリーするようにしましょう。

エントリーして選考を進めていく中で、求人だけでは伝わらなかった企業の魅力が見えてくるケースもあります。

就活の視野を広げて、様々な可能性を高めるためにも、なるべくたくさんの企業に「エントリーするようにしましょう。

第二新卒で転職するメリット

まずは、第二新卒として転職するメリットから見ていきましょう。

基本的な社会人マナーが身に付いている

勤続年数こそ短いと見られてしまうものの、一度社会人として働いている経験は、第二新卒の大きなメリット。

前職で新入社員研修を行っている場合がほとんどなので、基本的な社会人マナーや、仕事に対しての考え方が身に付いています。

教育にかかるコストや時間を削減できるというのは、企業からすれば大きな魅力。

また、社会人経験が短いため、仕事に対しての考え方などのこだわりを持っていないためいち早く転職先の環境に適応できます。

新卒と変わらない年齢で、社会人経験をしているため、第二新卒は比較的取り扱いやすい存在と言えるでしょう。

前職の仕事のスキルを活かせる場合がある

第二新卒は将来を見据えてのポテンシャル採用を行うため、仕事のスキルや経験はそれほど求められていません。

しかし、前職の経験が短いとはいえ、転職先で活かせる経験やスキルを持っていれば即戦力としての採用が可能。

企業から期待されていない分、仕事に活かせるスキルや経験があればかなり重宝されます。

そのため、第二新卒から転職する場合は、前職と転職先に関連した経験やスキルを伝えると内定が大きく近づきます。

前職の仕事経験をよく思い出して、転職先で活かせそうな経験がないか考えてみましょう。

第二新卒で転職するデメリット・注意点

ここからはデメリットを紹介していきます。

メリットだけでなく、デメリットにも目を向けて対策を取っていきましょう。

早期退職してしまう不信感を持たれている

先述したように、日本では入社した会社に最低でも3年は勤務するという考え方があります。

一昔前ではよく言われていたことですが、現代でもこのような考えが残っています。

そのため、企業側からすれば「採用しても前職のようにすぐに辞めてしまうのでは?」という不信感を抱いています。

新卒入社した会社を3年以内に退職する人が3割程度となっているものの、全体の3割は少数派。

企業から不安視されてしまうのも無理ないでしょう。

また、前職を1年以内に退職している人に関しては、基本的なスキルすら身に付いていないと判断されてしまうため印象があまり良くありません。

前職のように早期退職しないことを明確な理由と共に伝えないと、内定を貰える確率は低いといえるでしょう。

使えない第二新卒にならないために!使えない第二新卒の特徴を解説!

既卒で転職するメリット・デメリット

それでは既卒には、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

それぞれ見ていきましょう。

メリット

まずは既卒のメリットから紹介していきます。

学校卒業後3年以内であれば新卒枠でエントリー可能

既卒の一番のメリットは、学校卒業後3年以内であれば新卒枠にエントリー可能という点。

既卒は社会人経験が無いのが就活の大きなネックになってしまうため、社会人経験がないのを前提で採用してくれるのは大きなメリットです。

加えて、新卒枠で採用されれば、手厚い研修が受けられたうえで社会人デビューができます。

しかし、企業によっては既卒を新卒枠で採用していない企業もあります。

自分が希望している企業が、既卒をどのように見ているのかあらかじめ調べておきましょう。

新卒枠でエントリーできない場合は、中途採用枠でエントリーすることになります。

中卒採用枠では、第二新卒や経験豊富な転職者と共に選考を進めていくため。内定を貰うハードルが高くなってしまうのを覚悟しておかなければなりません。

デメリット

既卒のメリットを理解したうえで、ここからはデメリットを紹介していきます。

デメリットをしっかりと受け止め、対策を練っていきましょう、

人気のある企業では既卒の採用を行っていない

既卒の最大のデメリットは、大手企業や有名企業などの求人がほとんどないという点。

ある程度の知名度がある企業では、応募総数が多いため、若い世代の採用は既卒ではない純粋な新卒で確保できてしまいます。

そのため、既卒が入り込む余地がありません。

既卒は新卒枠でエントリーできるものの、純粋な新卒と比べてしまうと、どうしても不利になってしまいます。

既卒に残されている求人は、中小企業や人手不足を抱えている企業などがほとんどなので、あまり良い環境の職場への就職は難しいといえるでしょう。

なぜ既卒になったのかという不信感を抱えている

ほとんどの人は、企業から内定を貰っている状況で、卒業を迎えます。

既卒になった理由が何であれ、企業は少なからず不信感を抱えています。

「就業意欲が無いのではないか」「人間性に問題があるのでは」これらの不信感を持たれているため、既卒の内定率はかなり低いのが現状。

企業が抱えている不信感を払拭しないことには内定を貰えません。

「なぜ既卒になってしまったのか」「仕事に対してどれ程の熱意があるのか」などの理由を自信を持って言えるようにしておきましょう。

第二新卒・既卒は転職前に自分のアピールポイントを理解しよう!

第二新卒と既卒の違いは、社会人経験があるか無いかという点。

僅かな差と感じる人も多いかもしれませんが、社会人経験の有無は企業からすればかなり大きなポイントです。

そのため、第二新卒と既卒とでは企業からの見られ方が異なり、就活の進め方もそれぞれで違います。

どちらにしても、メリット・デメリットを踏まえたうえで、自分ならではのアピールをすることが内定を貰うカギ。

転職を勝ち抜いていくためにも、自分のアピールポイントを探し、自信を持ってアピールできるようにしましょう!

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