ニートの効果的な自己PRは?書き方のコツとNGなことも紹介【例文あり】

ニートの効果的な自己PRは?書き方のコツとNGなことも紹介【例文あり】
※本ページにはPRが含まれます。

履歴書の自己PRって、一体どんなことを書いたらいいのでしょうか?

「これといった実績もない」「自慢できるスキルもない」、さらに「仕事をしてないニート」は、自己PR欄をどうやって埋めたらいいのか悩んでしまいますよね。

今回は、企業にアピールすることがないニートの方のために、誰でも書ける自己PRの書き方を伝授します。

自己PRの作り方は、ポイントを抑えると難しくありません。

ニートでも既卒でも、採用担当者の興味を惹く自己PRが作れます。

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興味を惹くニートの自己PRの作り方

求人に応募するのはあなた1人ではありませんので、企業側が興味を持ってくれる書き方のテクニックが必要です。

下記の流れで自己PRを完成させれば、魅力的な内容の文章に仕上がるでしょう。

興味を惹くニートの自己PRの作り方
  • 自分の強みを伝える
  • 具体的なエピソードをあげる
  • 強みが企業にどう貢献するのか伝える

自分の強みを伝える

どんな文章でもそうですが、まず結論から入ることが重要です。

序文が長すぎると読む方が疲れて、何を伝えたいのか要点がまとまっていない文章になってしまいます。

自己PRの冒頭では、「「私の長所は〇〇です」「私は〇〇に自信があります」と簡潔に述べましょう。

すると読み手は、「どうしてそう思うんだろう?」「その根拠は?」と読み進めたくなります。

具体的なエピソードをあげる

次に、自分が強みと感じる理由をエピソードとして説明します。

理由を述べるよりも、ストーリー展開する方が、説得力が増しイメージが掴みやすくなるからです。

エピソードが特別なことである必要はありません。

普段の生活や学生時代の経験などから、自分がそう感じた出来事を話すようにしましょう。

強みが企業にどう貢献するのか伝える

ここが一番重要で、あなたの強みが企業にとってどのようにプラスになるかを説明することが肝心です。

企業の求める人材とあなたの強みが一致することで、採用されたときのイメージが湧きやすくなります。

またいずれも、自信を持って話すことを大切にしてください。

おどおどしていては、「本当に活躍できるかな?」と不安をあおってしまいます。

効果的なニートの自己PR【例文あり】

では具体的な自己PRの例文を紹介していきます。自分の性格に該当しそうなものを選んで、参考にしてみましょう。

効果的なニートの自己PR【例文あり】
  • 真面目でひたむきな性格をアピール
  • 学生時代に熱中したことをアピール
  • 几帳面な性格をアピール
  • 慎重な性格をアピール
  • コミュニケーション能力をアピール

真面目でひたむきな性格をアピール

私の強みは、真人が嫌がることも率先してやれる真面目なところです。中学・高校時代にバスケット部に所属し、練習前にはボール磨きとフロアのモップ掛けを欠かさず行っていました。

それは後輩ができた2年、3年生になってからも同じで、私の姿を見た同級生や後輩たちも、率先して行ってくれるようになりました。おかげで気持ちよく練習ができ、チームの結束力も増したおかげで、県大会で初めて優勝した経験があります。

誰かに指示されなくても、自分で課題を見つけ取り組む大切さを学ぶことができました。貴社においても、毎日コツコツ続けられる性格を活かし、プログラマーとして業績に貢献していきたいと思っています。

 

学生時代に熱中したことをアピール

私は大学時代に、趣味でやっていたお菓子作りに熱中しました。子どもの頃から母の料理の手伝いをしており、キッチンは私にとってイメージを形にできる創作の場所でもあります。中でもケーキ作りが得意で、家族や友人の誕生日にプレンゼントして喜ばれるのも嬉しかったです。

またオリジナルのレシピを考え、コンテストに応募したこともあります。優勝はできませんでしたが、審査員特別賞を受賞し、クリエイティブな仕事に興味を持つようになりました。自分のイメージを形にして人に喜ばれる経験を活かして、御社のデザイナーとして働きたいと考えています。

実務経験はありませんが、イラストレーターやフォトショップのソフトの基本操作を独学で学びました。これから1日も早く戦力になれるよう、誰よりも努力し成長していきたいです。

 

几帳面な性格をアピール

私の長所は几帳面なところです。以前は細かすぎることを指摘されたこともありますが、だからこそ普段から準備を怠らないようにしています。学生時代に飲食店でアルバイトをしており、お客様が多くなる週末はメニューの伝達ミスや料理の配膳に手間取ってしまうことがありました。

そこで週末は早めに出勤し、お通しやメニューの準備、ドリンクの補充を欠かさず行うようにしました。すると時間にゆとりができ、お待たせする時間やミスが減り、入店率のアップに貢献した実績があります。今回、私の几帳面さが活かせる仕事を探していて、御社の経理職へ応募させていただきました。

実務経験はありませんが、簿記の資格を取得するべく独学で勉強しています。貴社に入社できましたら、持ち前の几帳面さを活かして御社に貢献していきたいです。

 

慎重な性格をアピール

私の強みは慎重な性格です。トラブルや失敗したときのリスクを考えて行動するため、これまで大きなミスをしたことがありません。大学時代に工場のアルバイトで、電気機器の検品作業をしていた経験があります。

正確性はもちろんのこと、スピードも求められる仕事で、1日に1000個のノルマが与えられていました。一つ一つの作業を慎重に集中して行い、働いていた2年間で一度のミスもなくノルマを達成できたことは、自分の自信にも繋がっています。

この正確性を活かして、御社での業務を着実に覚えていき、1日も早く貢献できるような人材になりたいと思っております。

 

コミュニケーション能力をアピール

私は日頃から聞き役になることが多く、相手の感情を理解できるよう努力しています。家庭教師としてアルバイトをしていた頃、生徒の成績が下がりモチベーションが低下していた時期がありました。

しばらく様子を見ていましたが改善されないので聞いてみると、友人とのトラブルが原因だったようです。そこで私は、自分も高校生の頃に親友と上手くいかない時期があったことを話し、勉強を中断して生徒の話を聞く時間を設けました。

そしてもう一度じっくり話し合いをしてみることを提案すると、元気を取り戻し勉強にも打ち込んでくれるようになりました。半年後には志望校に合格し、生徒のご両親にも感謝され、今では家族ぐるみのお付き合いをさせて頂いています。

この経験を活かし、貴社に入社できた際には、お客様の心に寄り添ったサービスを提供していきたいと考えております。

 

ニートの自己PRで意識したい4つのポイント

自己PRと聞くと、自分の長所や周囲よりも優れたアピールポイントを思い浮かべます。

ニートだったというだけで、「人に自慢できるようなことなんてない」とマイナスに捉えてしまいがちです。

まずニートだった方が注目すべき、自己PRのポイントについて解説していきます。

ニートの自己PRで意識したい4つのポイント
  • どんな人間なのか伝える
  • 自己PRで面接官の不安を取り除く
  • 仕事への熱意と意欲の高さを伝える
  • アピールすることは些細なことでOK

どんな人間なのか伝える

自己PRとは、あなたがどんな人間かを伝えることです。

そこに「すごい」とか「優秀だな」と思ってもらう必要はありません。

考えてみてください。あなたが会社の社長だったとして、東大卒なら面接なしで採用できるでしょうか?

優秀ということよりも、「どんな人物なのか」を知りたいはずです。

確かにスキルが高いほど相手に良い印象を与えられますが、就活では普段の自分らしさを伝えることが大切です。

優秀かよりも、どんな性格かを知ってもらう方が、あなたと一緒に働いているイメージが湧いてくるでしょう。

あなたの中身が相手に深く伝われば、採用される確率も上がります。

面接では等身大の自分をみてもらえるよう、硬い鎧を脱いで臨みましょう。

自己PRで面接官の不安を取り除く

ニートだった場合、どうしてもマイナスなイメージを持たれることが多くなります。

「採用してもすぐに辞めるんじゃないか」「社員と上手くやれないかもしれない」など不安要素が満載です。

ニートだった方は、このような面接官の不安を取り除く必要があります。

ニートになった理由を正直に話し納得してもらえれば、ネガティブなイメージは払拭できるでしょう。

仕事への熱意と意欲の高さを伝える

ニートの場合、面接でアピールできるような直近の経験がありません。

しかし仕事に対する熱意や意欲は、実務経験に関係なくアピールできます。

ただし仕事を選ぶときに入社条件ばかりで選んでいると、「どうしてその企業を選んだのか」「なぜその職種を希望しているのか」が説明できなくなります。

大切なのは仕事の内容をしっかりと理解してから応募することです。

すると、なぜその仕事を選んだのかが自然と導き出され、志望動機につながります。

アピールすることは些細なことでOK

ニートの方に、成功したプロセスやストーリーは不要です。

それよりも「ニートになった理由」をテーマにして、就活を始めようと思った理由や動機を述べられるようにしておきましょう。

そこには「反省」や「前向きな姿勢」など、社会人にとって大切な要素が詰まっています

一度失敗しているからこそ、同じ過ちを繰り返さない意思を伝えることができるのです。

企業がニートに求める人物像

ニートの方が応募する仕事は、「経験不問」や「未経験者歓迎」の求人が多くなります。

今は既卒歓迎の求人も増えているため、応募するところがないといった心配は無用です。

では、企業が経験のないニートや既卒を採用する理由はなんでしょうか?

そこを紐解くと、企業が求める人物像が見えてきます。

企業がニートに求める人物像
  • 仕事に対してのやる気
  • 失敗を恐れないチャレンジ精神
  • 最低限の社会人マナー
  • コミュニケーション能力

仕事に対してのやる気

平成30年に厚生労働省が発表した「若年者雇用実態調査」では、フリーターを正社員として採用する際に重視した点の1位が、「仕事への意欲」で68.7%でした。

企業が求めているのは、これまでの実績よりもあなたの未知なる可能性です。

つまり自己PRがイコール自慢や特出した経験でなくても、問題ないということが理解できます。

失敗を恐れないチャレンジ精神

チャレンジ精神のある人は、困難にぶつかっても諦めず、新しいことに向かっていく意欲を持っています。

また行動力があり、物事を前向きに捉えられる精神力も兼ね備えています。

今は上司に意見しないイエスマンが増え、自分の考えを述べられる若者が減少傾向です。

一方でビジネスのスピードは加速し、変化に柔軟に対応できる若者が求められています。

これまで人生において一度も失敗していない人より、ニートを経験したことで得られた精神的なタフさを期待されるケースも少なくありません。

最低限の社会人マナー

既卒やニートだった方は、「社会人としてのマナーがあるのか?」を重視されます。

ニートでも社会経験があれば問題ないと判断されることもありますが、一度も正社員として働いていないニートの場合は、履歴書や面接を通じて常識的な行動ができることを伝える必要があります。

  • 履歴書の文字は丁寧に書く
  • 面接の際は身だしなみや言葉遣いに気を付ける
  • 丁寧な挨拶ができる
  • 遅刻をしない

このようなポイントを押さえ、企業にいい印象を与えるよう心掛けましょう。

コミュニケーション能力

コミュニケーション能力というと、相手との交渉を有利にするテクニックや、話題の尽きない引き出しが豊富な人をイメージするかもしれません。

しかし企業が求めるのは、一緒に働く上で必要なスキルを指します。

具体的にいうと、

  • 相手の顔をみて話ができる
  • 言いたいことをきちんと伝えられる
  • 相手の心情を理解して会話する

このような人として基本的なものです。

コミュニケーション能力は履歴書や面接でアピールするものではなく、会話などを通して相手に自然と伝わります。

履歴書を書くとき、面接に臨むとき、真っ直ぐな気持ちで相手に向き合うことが大切なのです。

ニートの自己PRで嘘をつくのはNG!

人に自慢できるようなアピールポイントがないと悩むあまり、履歴書を嘘で固めてしまおうとする人もいるようです。

「俺のこと知らないしウソついてもバレない!」と開き直るのはいいですが、高い確率でバレてしまいます。

なぜなら面接官は人を見抜くプロ。

あなたの話し方や泳いでいる目線で即バレです。そして100%不採用になってしまうでしょう。

働き始めてから辛くなる

俳優ばりの演技力で嘘が通せて、採用されたとしましょう。しかし嘘はそこで終わりではありません。

むしろ入社してからが嘘物語の始まりです。

嘘に嘘を重ね、自分でも何が真実か分からなくなり、いずれバレてしまうでしょう。

周囲の社員からの信頼もなくなり、あなたの社会生活はここで終わってしまうかもしれません。

企業が「未経験者」を求めているのに、立派なスキルや自慢できる実務経験は必要ないことを理解しておいてください。

ニートでもアピールできるポイントはある!

自己PRを「人より優れた点をアピールすること」と誤解している人が多い中、ニートを経験した人にとっては書くことがないと悩んでしまう例も少なくありません。

しかし本当に伝えるべきことは、「あなたがどんな人間なのか」「仕事への意欲はどのくらいあるのか」の2点です。

そして社会人に必要なマナーやコミュニケーション能力は、言葉で説明するよりも履歴書や面接を通して判断してもらうことが重要です。

自分では長所と思っていないことも、他人からみるとアピールできることがあるかもしれません。

自分に自信が持てない人は、就職エージェントなどの第三者の力を借りて、自分のアピールポイントを探ってみましょう。