大企業に就職するメリット・デメリット!大企業への就職は難しい?

大企業に就職するメリット・デメリット!大企業への就職は難しい?

転職するなら、今よりも好条件の企業を狙うのが一般的です。

「高収入」「ネームバリュー 」「安定性」、どれをとっても大企業が選ばれるのは不思議ではありません。

ここでは、大企業に転職するとどんなメリットがあり、また中小企業と比較するとどんなデメリットがあるのかについて詳しく解説しています。

大企業の就職が難しいと言われる理由についても説明していますので、大企業へ就職したい人は読んでみてください。

大企業で働くメリットとデメリット

「大企業ってなんか良さそう」という曖昧なイメージで就職活動をする人も多いですよね。

大企業で働くとどんなメリットがあるのか、そして気になるデメリットは何か、詳しくみていきましょう。

メリット

高い収入が得られる

給与・賞与ともに、中小企業に比べると大企業の方が高いです。

職種や勤続年数、役職によっても変わりますが、大企業と小企業の基本給では、毎月10万円近く収入に差があります。

厚生労働省が調査した、平成29年の企業規模別の給与がこちらです。

性別 大企業 中企業 小企業
男性 38.3万円 31.8万円 29.3万円
女性 27.0万円 24.1万円 22.3万円

こちらの概要では常用労働者 1,000人以上を「大企業」、100~999人を「中企業」、10~99人を「小企業」に区分しています。

女性に比べて男性の収入差が大きく開きますが、男性の出世する割合が多いのと、女性は結婚や出産で働き方が変わることが影響しています。

本調査は賃金のみが対象ですが、中小企業はボーナスが支給されない会社も多いため、大企業との差はさらに広がってくるでしょう。

参考:厚生労働省 「平成 29 年賃金構造基本統計調査の概況」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2017/dl/13.pdf

福利厚生が充実している

大企業の福利厚生はざっと考えても以下のようなものがあります。

  1. 社宅・独身寮完備
  2. 家賃手当
  3. 食事補助・社食
  4. 結婚・出産お祝い金
  5. 家族手当
  6. 退職金
  7. リゾートホテル優待

その他にも英会話やパソコンの資格取得サポートや、スポーツジムの割引優待制度なども充実。

プライベートを充実させて仕事のパフォーマンスが上がるよう、企業が全面でサポートしています。

様々な業務を経験できてキャリア形成が計れる

大企業では社員の能力開発を目的に、定期的な「ジョブローテーション」が行われています。

3年や5年単位で職場を異動したり、職種を変更したりして、さまざまなスキルを身につけさせる人材育成の一環です。

スキルアップだけでなく、色んな部署に籍を置くことで社内ネットワークを構築できるというメリットもあります。

「この業務は自分に向いていないと」と感じることがあっても、ジョブローテーションによって数年後はほかの仕事ができるため、退職を選択するリスクも低減されるでしょう。

転職する際非常に有利

大企業出身というだけで、「難関な入社試験に合格した逸材」という目でみられることは間違いありません。

「一定の能力を持っている」「学歴が高い」と判断され、転職でも有利に働きます。

とくに同業種であれば、「大企業で培ったスキルやノウハウを得たい」という企業からも引く手あまたです。

デメリット

年功序列の制度があり年齢が若いと昇進できない

どの企業でも、入社して間もなくは年収も低く役職もありません。

しかし大企業の社員は年齢とともに給料が上がり、定年まで安定して働けるというのが「年功序列」の大きなメリットです。

これは大企業ならではの人事制度ですが、どんなに優秀で実績を残していても、年齢が若いと昇進できないというデメリットの側面もあります。

仕事ができる若手からすると、年功序列の制度はマイナスでしかないでしょう。

年功序列と似た性質を持つ「終身雇用制」も大企業の特徴のひとつですが、このような制度は努力しない社員を甘やかせ、優秀な20代や30代のモチベーションを下げてしまいがちです。

しかし大企業も大きな変革を迎えていて、日立製作所やパナソニック、ソニーなどの大企業が年功序列の廃止に取り組んでいます。

求められるスキルが高くプレッシャーを感じてしまう

大企業の中には、高いスキルを求められる仕事も多く存在します。

上司に高い目標を設定されたりして、「周りのレベルについていけない」とプレッシャーを感じてしまう人も多いようです。

また大企業では数字へのコミットが厳しく管理されるので、精神的なストレスを抱えてうつ病になる人も少なくありません。

顧客の信頼が高く、後輩に慕われているような若手・中堅社員でも、数字でしか評価されないのが大企業の人事です。

年齢とともに仕事へのプレッシャーが大きくなり、ある日とつぜん出社できなくなった40代や50代の役職者もいます。

経営陣との距離が遠い

大企業は社員数が多いので、経営陣と話す機会はほぼ無いに等しいです。

1,000人以上の規模だと、社長と話したことがないという社員も少なくありません。

上層部と現場の壁が厚く、平社員は経営陣がどんな仕事をしているのかが見えませんし、逆もしかりです。

一方で中小企業は、社長や役員の仕事ぶりが近くでみられるというメリットがあります。

会社を大きくした大先輩から多くのことが吸収でき、自己成長にもつながっていくでしょう。

ライバルが多く出世争い・社内競争が激しい

大企業には優秀な社員も多く、出世争いが激しいというデメリットがあります。

企業によっては、「中途採用は出世で不利になる」「生え抜き社員が優遇される」などの出世ルールがあり、限られたポストを争わなくてはなりません。

大企業への就職は難しいですが、出世するのは更に狭き門です。

大企業で管理職を目指すには、結果や実力だけじゃなく、ゴマスリや運も必要不可欠だと認識しておきましょう。

大企業に転職するのは難しい?大企業へ転職するメリットや成功させる方法を解説

大手企業への就職は非常に難易度が高い

大企業への就職は簡単ではありません。

どれだけ難しいのか、その難易度について説明します。

学歴フィルターをかけられている

学歴フィルターとは、一定以上の基準に満たない学生を足切りする制度です。

エントリー数が多い企業や、仕事のレベルが高く一定の学力を必要とする企業が導入しています。

「面接の印象がよく採用してみたけど仕事ができなかった」では企業も困ってしまいますから、学歴をみて自社にふさわしい人材かを判断しているのです。

一方で中小企業は、学歴よりも「人間性」を重視する傾向が高いです。

そのため学歴が高い人は大企業へ、学歴がない人は中小企業へ流れていく仕組みになっています。

大企業への転職には学歴が必要?学歴が無くても大企業に転職する方法を解説

応募者数が多く求人倍率が高い

大企業の採用に関しては、全国から応募が殺到します。

中には外国籍の人もいますから、求人倍率の高さがイメージできると思います。

「そこそこの大学を出ているのに大企業に書類で落とされた」というのは珍しいことではありません。

応募してくる人たちのレベルが高く、一人ひとりの実力を面接で判断する時間がないため、書類で不採用になる確率が上がってしまいます。

募集するポジションによっても応募数は変わりますが、大企業の新卒倍率は何百、何千倍という驚くべき数値です。

もちろん中途採用では学歴だけで採用されることもないため、入念な就活の準備が必要になってきます。

大手企業だけに絞って就活を進めるのはかなりキケン

大企業への就職がどれほど難しいか、理解できたでしょうか?

大企業に入社したいからといっても、大企業にだけ的を絞っていては思うような結果が得られない可能性もあります。

そうなると転職を挫折したり、転職しようと思ったきっかけを見失ったりして、就職に失敗してしまうかもしれません。

先ほど紹介した大企業のデメリットも踏まえ、転職する目的を明確にして就活を行うようにしましょう。

中小企業への就職も検討してみよう

大企業への就職を目指す人に気をつけて欲しいことが、「大企業=優良企業」ではないということです。

「大企業だから理想の働き方ができる」
「大企業なら将来安泰」

と考えている人は注意しましょう。

中小企業には次のようなメリットがあり、大企業よりもあなたらしく働ける環境が整っているかもしれませんよ。

アットホームな社風の企業が多い

企業規模が小さいことは、裏を返せば多くの社員とコミュニケーションがとりやすく、アットホームな環境というのがメリットではないでしょうか。

部署の垣根も低く、誰がどんな仕事をしているかを把握しやすいのが中小企業のいいところです。

「この仕事はあなたの担当」という意識もいい意味で低く、「できる人がやる」という精神が芽生えてきます。

経営陣との距離が近く意見を伝えやすい

大企業では社長や役員クラスに、経営方針や会社の仕組みについて意見を通す機会はありません。

仮にできたとしても課長以上のクラスで、一社員は決定事項に従うのみです。

しかし中小企業では、社長と同じフロアで働ける企業が多く、仕事上の質問や意見を伝えやすい環境になっています。

自分の意見を直にアピールできるので、昇進や昇格のチャンスにも恵まれるでしょう。

企業によっては幅広い業務を経験できる

中小企業は社員数が限られているということもあり、1人が多くの業務に携われます。

大企業なら業務が細分化され仕事の範囲が決められていますが、中小企業では経験が浅い社員でもチャレンジできるのが魅力です。

例えば人事に配属されたとして、大企業では採用のプロモーション担当、面接管理担当、内定者のフォロー担当などと分担されるケースが多いです。

しかし中小企業なら、すべての採用業務を1人で担当し、幅広い採用の知識やスキルが身につきます。

いざ転職となった場合、採用に関してどちらが高い経験値を持っているかは言うまでもありません。

ただし中小企業の中には、人手不足により多くの仕事を1人に任せて残業代も払わないブラック企業があります。

ブラック企業かを見極めてホワイトな中小企業へ就職するには、転職エージェントの就職支援サービスを利用するのがオススメです。

転職エージェントは企業の特性や職場の雰囲気も理解しているので、事前にブラック企業を阻止でき、入社した後のミスマッチが防げます。

無理をせず自分に合った企業を選ぼう!

大企業といっても、あなたの働き方やキャリアアップに最適かは別問題です。

入社してみると、「規模が大きすぎて自分の仕事の成果が見えない」「周りが優秀で出世が難しい」というような壁にぶち当たってしまいます。

イメージだけで大企業への就職を目指すのではなく、

このような自己分析をして、どんな企業を選ぶのがベストかをよくよく検討してみましょう。

企業規模だけに囚われていると、あなたらしさを見失ってしまうかもしれません。