大企業に転職するのは難しい?大企業へ転職するメリットや成功させる方法を解説

大企業に転職するのは難しい?大企業へ転職するメリットや成功させる方法を解説

「大企業へ転職したいけど就活の仕方が分からない」
「戦略的な転職活動ってどうやって進めたらいいの?」

そんな悩みを抱えたまま、大企業への転職に踏み切れずにいる人も多いようです。

また中小企業から大企業への転職はどうせ無理だろうと諦め、応募できない人も少なくありません。

そこで今回は、

  1. 大企業への転職が難しい理由
  2. 大企業に転職するメリット・デメリット
  3. 大企業への転職を成功させる方法

この3点について詳しく解説しています。

中小企業出身でも大企業への転職は可能です!

ただし競争率はハンパなく高いので、大企業で働くことがどんなに大変かを理解しておきましょう。

大企業への転職は難しいのが現状

日本にある企業の99%以上が中小企業で、大企業は1%にも満たない数値です。

これだけで、大企業への転職がどれほど困難であるかが理解できると思います。

大企業への転職が難しいのには、他にもこんな理由があります。

エントリー者数が多く倍率が高い

大企業の求人には全国から多くの人材が応募してくるため、競争率は自然と高くなります。

中には一流大学出身や大手企業出身も数多くいて、勝ち抜くのは簡単ではありません。

大企業出身の場合は違う業界であったとしても、ノウハウや仕事の進め方を参考にしたいという企業もあるので、中小企業出身より需要があります。

新卒採用では、1人の募集枠に対し100人以上の応募があるのが大企業です。

中途採用は募集人数も限られているため、さらに高い倍率が予想されます。

求められているスキルが高い

中小企業の採用基準は、「人柄」や「仕事への意欲」を重視されやすい傾向にあります。

一方で大企業の場合、一定のスキルが条件として提示されていることが多く、誰でも応募できるわけではありません。

など、一般的よりも高い基準が設けられています。

中小企業から大企業への転職を目指すなら、何かしら人より秀でたスキルを身につけておくことが重要です。

大企業出身であれば、入社への狭き門を勝ち抜いてきた逸材だとみなされ、高く評価されます。

やる気や熱意だけで切り抜けようと考えている人は、対策を考え直しましょう。

一定の学歴が無いと書類選考すら通過しない

新卒採用も中途採用も、大学名を指定して募集することはありません。

しかし出身大学は採用の基準になることも多く、偏差値が低いと面接までたどり着くのも困難です。

仮に学力が低い人が入社した場合、「仕事が覚えられない」「周囲との会話が合わない」という問題が生じてしまいます。

そうなるとせっかく入社したのに後悔する羽目になり、職場でも活躍できないお荷物社員になってしまうでしょう。

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大企業に転職するメリット・デメリット

大企業を目指すなら、デメリットも理解した上で応募するかを決める必要があります。

メリットばかりを重視して、入社後にミスマッチが起こらないよう注意しましょう。

メリット

中小企業に比べて給料が高い

大企業の1番の魅力は、やはり高収入です。

お金はあって困るものではありませんし、生活が豊かになり仕事の成果にも反映します。

今は大企業も実力主義を主張する企業が増えてきましたが、年収に関しては年功序列の制度が完全に消えたわけではありません。

同じ仕事をしていても年齢と共に給与が上がってきますので、安心して仕事に取り組めます。

大企業は給与が高いだけでなく、「家賃手当」「家族手当」「確定拠出年金制度」「退職金制度」などの福利厚生が充実している点も魅力です。

年収が600万円と提示されていても、これらの手当てを含めるとさらに高い年収が見込めます。

大企業ならではの経験やスキルを積める

資金が潤沢にある大企業は、事業やプロジェクトの規模が大きいのも特徴です。

中小企業では経験できないような世界規模の仕事に携わることができますし、多くの企業を巻き込んだビッグプロジェクトに参加できます。

若い頃からこのような経験やスキルが積めれば、将来は経営幹部層として、高度なマネジメントや専門業務を担うことも可能です。

デメリット

年齢を重ねないと昇進できない

大企業は社員が多いためポスト争いが激しく、どんなに優秀でも20代での昇格は難しいものです。

中小企業では20代で課長やマネージャーとして活躍している人も、大企業に入れば出世スピードは落ちます。

こちらは上場企業の「新卒入社の大学卒社員における役職への昇進年齢」を表したものです。

係長 課長 部長
制度上の最短年齢 29.5歳 33.9歳 40.1歳
制度上の標準年齢 32.7歳 39.4歳 47.0歳
実在者の平均年齢 39.6歳 45.1歳 50.7歳

実際の役職者の年齢をみると、係長は30代後半、課長職は40代、部長職は50代となっており、20代〜30代前半の出世が難しいことが理解できます。

数十年前は「大企業では結婚した方が出世する」と言われていた時代もありました。

さすがに今のご時世そんなことは1mmもありませんが、大企業の出世と年齢は比例しています。

参考:一般財団法人 労務行政研究所 「役職別昇進年齢の実態と昇進スピード変化の動向」
https://www.rosei.or.jp/research/25432.pdf

会社から求められるスキルが高くプレッシャーになる

大企業は仕事規模や売上も大きい分プレッシャーも高く、100%の成果が求められます。

コミュニケーション能力はもちろんのこと、主体性を持って仕事に取り組む姿勢やチームワークも重要です。

また激しく変化する業界の動向についていける柔軟性も必要で、企業が求めるものを実行できる力が求められます。

大企業にあぐらをかいて指示待ち人間になってしまうと、出世はもちろん上司から期待されず、定年まで働けない可能性もあります。

大企業だから将来は安泰という時代は終わりました。

会社の期待に応えられない人は仕事が苦痛になり、転職したことを後悔するかもしれません。

中小企業の中にも優良企業はたくさんある!

大企業は安定や高収入のほかにも、ネームバリューや知名度が高いことが大きな魅力ではないでしょうか?

社名をいうと誰もが知っている、どんな会社かを説明する必要もない、そんな会社で働けたら格好いいですよね。

しかし実際に働いてみるとイメージと違ったということもあり、大企業を辞める人が多いのも事実です。

大企業の仕事は細かく分業化されているので、仕事の全体像がつかみにくく、自分の成果や実力が見えにくいことは否めません。

「やりがいをダイレクトに感じたい」
「自分の意思を会社の運営に活かしたい」

そんな人は大企業に固執せず、中小企業にも目を向けてみましょう。

中小企業、とくにBtoBの会社は知名度が低いですが、職場環境や福利厚生が充実している企業はたくさんあります。

評価制度も分かりやすく、自分の手掛けた仕事が見えやすいのも魅力です。

中小企業には倒産やリストラの可能性もありますが、業界や企業研究をしっかりと行えばリスクヘッジできます。

大企業への転職を成功させるための方法

大企業が求めるスキルや経験を磨く

大企業に入社するためには、企業がどんな人材を求めているのかを理解することが重要です。

他業種からの応募も積極的に受け入れている企業なら、柔軟性と現職での実務経験がものを言います。

また大企業は海外に拠点を持っていることも多く、これからの経営においてはグローバル人材が欠かせません。

世界と渡り合える積極性や度胸、計画性も重要です。

面接ではTOEICのスコアをアピールしてくる人も多いですが、それだけでは材料として不十分です。

さまざまな国籍の人たちと仕事をするためのコミュニケーション能力や交渉力、環境に左右されない精神力も求められています。

大規模に採用している企業を狙う

「どうしても大手に行きたい!」「すぐにでも転職したい!」という人は、大量採用をしている企業を狙うのも手です。

新規事業の立ち上げメンバー募集や、離職率の高い職業の求人をチェックしましょう。

とくに不動産業界や保険業界は、どこかしらが営業職や技術職の経験者を募集しています。

間口が広いわりに年収もいいのですが、常に結果を求められる仕事で、周りについていけなくなる敗退者も多いようです。

中小企業に転職して経験を積んでから大企業を目指す

経験が少ないのに大企業へ飛び込もうとしている人は、自分が大企業に求められる人材なのかを理解する必要があります。

大企業がキャリア採用をする際は、現職でどんな経験を積んできたか、どんな専門性を持っているかを重視します。

ある分野において高い知識力がある、20代でマネジメント経験を持っている、このような人材は大企業からも一目置かれる存在です。

しかし経験が浅い、特質したスキルを持っていない人は時期尚早かもしれません。

経験やスキルを積むには、中小企業に転職して専門性を身につけるのも一つの方法です。

3年〜5年を目処に、自分が行きたい分野に採用されるための武器を手に入れましょう。

転職エージェントを活用する

転職エージェントを活用するメリットは多々ありますが、大企業への転職においては以下の5点がポイントです。

  1. 求人票や企業サイトでは分からない生の情報が手に入る
  2. 好条件の非公開求人を紹介してもらえる
  3. 企業への推薦状によって面接の通過率が高くなる
  4. 入社の際に条件交渉をしてくれる
  5. 自分では思っていなかった求人に出会える

このほかにも、採用担当者の目に止まるような魅力的な応募書類の作成、面接などのスケジュール調整の代行、円満退社のためのアドバイスなどがあります。

これらのサービスを全て無料で受けられるので、利用しない手はありません。

個人の活動では得られない情報が手に入り、入社したあとに活躍できる環境かを把握しておくこともできます。

また企業との太いパイプも持っているので、内定をもらえる確率が上がることは確かです。

大企業の中にもブラック企業があるため注意!

大企業での過度な残業やパワハラが原因で、精神疾患や自殺に追い込まれた社員は少なくありません。

一時期ニュースでも頻繁に取り上げられていたので、私たちの記憶にも新しいのではないでしょうか?

「大企業だからブラックじゃない」と安心するのは危険です。

以下のような傾向がみられれば、しっかり情報収集して応募を取りやめましょう。

求人募集を出す回数が多い

求人サイトを毎日チェックしていると、いつも掲載されている企業に気づくはずです。

従業員が多いのにも関わらず、いつも人を募集している会社はブラックの可能性があります。

「入社してもすぐに辞めていく」「毎月応募しているのに人が集まらない」、そんな企業は口コミサイトをチェックしてみると原因が掴めるかもしれません。

意味不明なノルマがあったり、職場の雰囲気が良くなかったり、社員が続かない理由があるはずです。

業績が好調で人手が足りない可能性もありますので、業界研究や企業研究は入念に行いましょう。

やたら高収入をアピールしている

ブラック企業にありがちなのが、「未経験歓迎」「職歴不問」とハードルが異常に低いのに、やたら高収入という会社です。

「月収100万円稼げます」「入社3年目で年収1,000万!」などと書かれた求人は注意して下さい。残業が月100時間を超えたり、社員が定着せずに1人で3人分の仕事をさせられたりする可能性があります。

高収入は確かに魅力的ですが、特別なスキルや資格が不要な求人の場合は、その裏には何かあるということを覚えておきましょう。

万全の準備を整えてから大企業を目指そう

大企業への転職は、特別なスキルや経験を持ってチャレンジする必要があります。

入社意欲ややる気だけで採用されることはありませんので、事前準備を怠らないようにしましょう。

また大企業というイメージだけで転職すると、「仕事がつまらない」「周囲についていけない」と後悔することになります。

企業研究や自己分析を入念に行って、企業を絞り込むことが重要です。