大学中退者の最終学歴は?履歴書に書かなくて良い場合や就職成功のコツも紹介

大学中退者の最終学歴は?履歴書に書かなくて良い場合や就職成功のコツも紹介
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「大学中退者の最終学歴は?」
「大学中退した場合の履歴書の書き方は?」
「大学を中退すると就職は厳しい?」

このような疑問を持っている大学中退者の方も多いのではないでしょうか。

結論、大学を中退した場合の最終学歴は「高卒」です。

最終学歴は履歴書や応募書類に記載する必要があるので、しっかりと理解しておけなければなりません。

今回の記事では、大学中退者の最終学歴について詳しく解説するとともに、履歴書の書き方、就職を成功させるコツを解説します。

大学中退した場合の履歴書の書き方をミスしてしまうと、いくつかリスクもあるので、ぜひ参考にしてください。

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大学中退者の最終学歴は高卒

大学を中退した場合の最終学歴は、「高卒」です。

実際に政府統計では、最終学歴は下記の通りに定義されています。

最終学歴は最終の学歴。中途退学した者については、その前の学歴である。また、在職中に上位の学歴を取得した場合には、その学歴が最終学歴となる。

 

参照元:政府統計

つまり、大学に入学してから1ヶ月で辞めた人も大学4年生でやめた人も、最終学歴は「高卒」になるということです。

ただし企業の採用基準によっては、「大学中退」が最終学歴として評価される場合もあります。

大学の入学試験に合格していることから、仮に大学を中退していても最終学歴に値すると考える企業もあれば、卒業していないと学歴とは認めない企業もあるのです。

ただし、基本的に大学を中退した場合の最終学歴は、「高卒」になるので、履歴書を書く際は正しく記載しましょう。

最終学歴=最後の学歴ではない

最終学歴とは、「最後に卒業した学校の経歴」ではなく、「最も高い水準の教育機関を卒業した経歴」を指します。

なお、最終学歴として優先される順番は、下記の通りです。

最終学歴の順番
1.大学院博士
2.大学院修士
3.大学
4.専門学校・高等専門学校・短期大学
5.高等学校
6.中学校

そのため、大学卒業後に専門学校へ入学して卒業したとしても、最終学歴は「大学卒業」となります。

大学を中退した場合は証明書が必要になることも

大学を中退後に就職する場合、「在学証明書」や「退学証明書」などの書類が必要になることがあります。

また、企業によっては「高校卒業証明書」も求められる場合もあります。

「在学証明書」や「退学証明書」、「高校卒業証明書」などの書類はすぐに用意できない場合もあるので、あらかじめ確認しておきましょう。

大学中退者が就職時に必要な書類は?退学証明書のもらい方も解説

大学中退者の履歴書「学歴欄」を書くポイント

ここからは、大学中退者の履歴書「学歴欄」を書くポイントを紹介します。

大学中退者の履歴書「学歴欄」を書くポイント
  • 学歴は中学卒業から書く
  • 学校名は正式名称で書く
  • 学部・学科まで書く
  • 西暦と和暦を揃える

学歴は中学卒業から書く

履歴書の学歴欄は、中学校卒業から記載します。

日本の義務教育制度では、中学は誰でも卒業していることから中学卒業から書きます。

学校名は正式名称で書く

学校名は、正式名称を記載します。

公立学校の場合は「市立」「県立」など地域名も含めて正確に書き、私立学校では「学校法人」という部分を省略し、「私立」から始めます。

高校の場合は、「高等学校」と正式名称で記載するのが適切です。

学校名の書き方
公立の場合 〇〇市立(県立)〇〇 中学校
私立の場合 私立 〇〇 中学校

学部・学科まで書く

大学の学部や学科も記載しましょう。

大学中退の場合でも、どの分野で学んでいたかを明確に示すことで、自身の知識や興味の領域を伝えられます。

学部・学科の書き方
大学の場合 〇〇大学〇〇学部〇〇学科
短期大学の場合 〇〇短期大学〇〇学部〇〇学科

西暦と和暦を揃える

入学と卒業の年月は、西暦または和暦で統一して記載します。

和暦を使用する場合は、「平成」「令和」といった元号を省略せずに正しく記述し、年月の記載方法を履歴書全体で統一します。

大学中退は履歴書の「学歴欄」に書かなくても良い?不利にならない正しい書き方・伝え方

大学中退者の正しい履歴書の書き方【例文あり】

大学を中退した人の正しい履歴書の書き方は、以下の通りです。

大学を中退した人の正しい履歴書の書き方
平成〇〇年◯月 〇〇県立〇〇中学校 卒業
平成〇〇年◯月 〇〇県立〇〇高等学校 入学
令和〇年◯月 〇〇県立〇〇高等学校 卒業
令和〇年◯月 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 入学
令和〇年◯月 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 中途退学

履歴書「学歴欄」には大学を中退した理由を書く必要はない

履歴書の学歴欄には、大学を中退した理由を無理に書く必要はありません。

ただし、やむを得ない事情がある場合や、ポジティブな理由で大学を中退した場合は記載することで企業側にネガティブな印象を与えにくいです。

たとえば以下の通り。

  • 体調不良
  • 家族の介護のため
  • 留学のため
  • 起業のため...etc

ただし、履歴書「学歴欄」には大学を中退した理由を書かなかったとしても、面接では必ず質問されます。

そのため、適切な回答ができるよう準備しておきましょう。

大学中退を履歴書「学歴欄」に書かないリスク

大学を中退した場合、「履歴書に書きたくない」と思う方も多いでしょう。

ただし大学したことを履歴書に書かない場合、いくつかリスクがあります。

下記では、大学中退を履歴書に書かない主なリスクを2つ解説します。

大学中退を履歴書に書かないリスク
  • 履歴書に最終学歴を書かないと採用が遅くなる
  • 学歴詐称になることも

履歴書に最終学歴を書かないと採用が遅くなる

履歴書に最終学歴を書かないと採用が遅くなることもあります。

なぜなら、最終学歴によって給与が異なる企業が多いからです。

最終学歴を隠していると、企業が調べるまでに時間がかかり、採用まで時間がかかってしまいます。

そのため、就職活動をスムーズに行うためにも大学中退者は履歴書の学歴欄に「高卒」であることを明記しておきましょう。

学歴詐称になることも

最終学歴や大学を中退した事実を隠す・嘘をつくと「学歴詐称」になります。

最悪の場合、罪に問われてしまうケースもあります。

中退してしまった事実は変えられないので、反省している姿勢を示して、将来へ意欲を伝えることが重要です。

大学中退者の就職が厳しい理由とは?

大学を中退してしまうと、なぜ就職難易度が上がってしまうのでしょうか。

大きく分けて3つの要因があるので、説明していきます。

大学中退者の就職が厳しい理由
  • すぐに辞めると思われる
  • 将来への見通しが立っていないと思われる
  • 応募基準が大卒以上の企業には応募できない

すぐに辞めると思われる

大学を中退してしまっている人は、物事を最後まで継続して続けられないと、企業から思われることが多いです。

学校を続けられないということは、採用したとしても長くは続かないと思われてしまうからです。

当たり前ですが、企業はすぐに辞めてしまう人よりも長く勤務して、会社に貢献してくれる人の方を採用します。

すぐに辞めてしまうという目で見られているので、面接の中ですぐに辞めない姿勢・意欲をアピールして不信感を払拭しないと採用に至らないでしょう。

将来の見通しが立っていないと思われる

大学を中退した場合は、将来の見通しが立っていないとも思われます。

大学は、勉強をして自分のスキルを高める目的で進学する人がほとんどです。

そのため、大学に進学したら卒業まで在籍するのが一般的です。

ネガティブな理由で大学を退学してしまったという事実は、将来への見通しを立てていないと企業から判断されてしまいます。

仕事をしていくうえで、将来を見通す力は必須のスキルです。

採用したとしても、先々のこと見越して仕事ができない人間と判断されます。

応募基準が大卒以上の企業には応募できない

大手企業の求人によく見られますが、選考を受けるための応募基準に「大卒以上」と制限をかけられている場合があります。

大学を中退者の最終学歴は「高卒」のため、応募基準を満たしておらず、選考を受けられない場合も少なくりません。

大学を中退してしまうと、就職先を選ぶ際にある程度限られてしまうので、覚悟しておかなければなりません。

大学中退者が歩むその後の人生は終了?将来への不安を解消する秘訣や正社員として就職する方法を紹介

大学中退者が正社員就職を成功させるコツ

ここまで述べてきたように、大学中退者は就職の難易度がかなり高いです。

新卒や第二新卒と同じ様に就活しても、思うようにいかないケースが多いでしょう。

そこで、ここからは大学中退者が就職に成功しやすい方法を紹介していきます。

大学中退者が正社員就職を成功させるコツ
  • 中退理由と自己PRを合わせて伝える
  • 学歴不問の業界に応募する
  • 大学中退後の空白期間を長引かせない
  • 仕事への意欲をアピールする
  • 大学中退者の就職に強い就職エージェントを活用する

中退理由と自己PRを合わせて伝える

大学中退者が就職する際の面接では、必ずと言って良いほど「中退理由」を聞かれます。

企業は中退者に対して、不信感を抱えているので、質問に上手く答えて不信感を払拭しなければなりません。

中退理由だけ伝えてしまうと、何一つアピールにならないので、中退理由+ポジティブな自己PRを伝えましょう。

大学中退の理由はどのように伝えるべき?状況別の中退理由を説明します!

学歴不問の業界に応募する

学歴が大学中退で終わってしまったことに対して、引け目を感じている人もいるでしょう。

そんな人は、「学歴不問」の業界に応募するのも一つの手です。

学歴不問の求人は、ほとんどが中小企業で会社規模が小さいケースも多いものの、経験を積ませてくれる企業も多いです。

大学中退後の空白期間を長引かせない

大学を中退した後にフリーターやニートになった場合、空白期間(ブランク期間)となります。

この空白期間が長くなると、就職が厳しくなる傾向があるので注意が必要です。

実際に、厚生労働省の、「正社員?フリーター?何が違うの?〜将来の進路について悩んでいる方へ~」によると、フリーター期間別の就職率は、以下の通りです。

フリーターの就職率
6ヶ月以内 64%
7ヶ月〜1年 58.3%
1年〜2年 52.2%
2年〜3年 58.9%
3年以上 48.9%

参照元:厚生労働省「正社員?フリーター?何が違うの?〜将来の進路について悩んでいる方へ~」

上記からも分かるように、フリーター期間が長くなるほど就職率が低下しています。

また、面接で空白期間の説明もしづらくなってしまいます。

そのため大学中退者が就職を成功させるためには、空白期間を作らない・できるだけ短くすることが重要です。

大学中退後の空白期間が長くなると就活が困難になる!いち早く就活を始めよう

仕事への意欲をアピールする

大学中退者が就職を成功させるためには、仕事への意欲をアピールすることも重要です。

実際に厚生労働省の「若年者雇用を取り巻く現状」によると、企業が20代の転職者に求めていることは下記の通りです。

1位 2位 3位
第二新卒 熱意・意欲 コミュニケーション力 協調性
中途 実務経験 熱意・意欲 行動力・実行力

上記のように、第二新卒など主に20代前半の求職者には「熱意・意欲」を求める企業が多いです。

大学中退者は、スキルや経験ではなく「熱意・意欲」をアピールすることで就職を成功させやすいです。

大学中退者の就職に強い就職エージェントを活用する

大学中退者が就職を成功させるには、就職エージェントの活用は必須です。

就職エージェントを使うことで、就職成功率は格段とアップします。

なお、就職エージェントの主なサポート内容は下記の通りです。

就職エージェントの主なサポート内容
  • キャリアカウンセリング
  • 求人紹介
  • 履歴書・職務経歴書の添削
  • 面接対策
  • 企業とのやりとり代行・条件交渉
  • 就職後のアフターフォロー...etc

就職エージェントは無料で利用できるので、金銭的な負担を気にする必要はありません。

大学中退者の就職は「大卒」「高卒」に比べると厳しい傾向にあるので、就職エージェントのサポートを受けつつ就職活動を進めましょう。

大学中退者におすすめの就職エージェント3選

ここからは、大学中退者におすすめの就職エージェントを3つ紹介します。

大学中退者におすすめの就職エージェント
  • doda
  • ハタラクティブ
  • DYM就職

doda

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おすすめ度★★★★★ 5.0
※2024/01/15時点
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235,428件
サイトのタイプ
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全国
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パーソルキャリア株式会社
エージェントのサポート
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スカウト機能
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大学を中退すると最終学歴は高卒

大学を中退してしまうと就活の難易度が上がってしまうものの、決して就職先が決まらない・優良企業に就職できないわけではありません。

出身高校やアピール次第では、大手企業への就職も可能です。

しかし、就活の取り組み方には工夫しなければなりません。

業界研究や自己PRなど大切なことはたくさんありますが、最も重要なポイントは、「中退理由」「空白期間」の説明です。

企業が大学中退者に抱えている不安を払拭して、就活を成功させましょう!

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