独学で保育士資格を取得する難易度とは?勉強法・必要な期間・注意点を詳しく紹介!

独学で保育士資格を取得する難易度とは?勉強法・必要な期間・注意点を詳しく紹介!

保育士資格は専門学校などに通わずに独学で取得することもできる資格ですが、「本当に独学でも取得できる?」
「どのように勉強したらよいかわからない」などの疑問を感じている人もいるでしょう。

保育士資格はテキストや参考書を利用して、独学でも取得ができます。

ただ1人で勉強を継続していく点で、学習ペースのスケジュール立てや、実技試験の練習などがより重要です。

しかし、教えてくれる先生もいない点や、独学での取得があまりメジャーではない点で不安ですよね。

そこで今回は、独学で保育士資格を取得する難易度について、勉強法・必要な期間・注意点を含めて詳しくご紹介します。

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保育士試験の合格率は20%前後

保育士試験の合格率は20%前後

厚生労働省の「保育士試験の実施状況(令和2年度)」によると、保育士試験の合格率は以下のようになっています。

保育士試験の実施状況(令和2年度)
2回目試験 受験者数:39,559人
合格者数:9,111人
合格率:約23%
3回目試験 受験者数:44,914人
合格者数:10,890人
合格率:約24%

※令和2年度の1回目試験は新型コロナウィルスの影響で実技試験のみ実施

一般的な資格試験と比較しても難易度は高め

保育士試験は一般的な試験と比較しても難易度は高めです。

例えば、美容師の国家試験合格率は40%〜60%程度といわれています。

それに比べて、保育士試験は約20%前後で推移しているため、難易度が難しめでしょう。

保育士試験の筆記・実技の概要

保育士試験の筆記・実技の概要

保育士試験では、以下の2つの試験項目があります。

  • 筆記試験(一次試験)
  • 実技試験(二次試験)

筆記試験の内容

保育士試験の筆記試験内容は以下のようになっています。

  1. 保育原理
  2. 教育原理
  3. 社会的養護
  4. 子ども家庭福祉
  5. 社会福祉
  6. 保育の心理学
  7. 子どもの保健
  8. 子どもの食と栄養
  9. 保育実習理論

筆記試験では上記9科目からそれぞれ10〜20問出題されます。

筆記試験に合格した人のみが、二次試験の実技試験を受けられるのでまずは筆記試験に合格する事が重要です。

実技試験の内容

保育士試験の実技試験内容は、以下のようになっています。

  • 音楽表現に関する技術
  • 造形表現に関する技術
  • 言語表現に関する技術

実技試験では、上記3つの分野から2つ選んで受験します。それぞれの詳細は以下のとおりです。

音楽表現に関する技術 幼児に歌って聴かせることを想定して、ピアノ、ギター、アコーディオンで課題曲を弾き歌いする
造形表現に関する技術 試験会場で指定された場面を絵画で表現する
言語表現に関する技術 3歳児クラスの子どもに「3分間のお話」をすることを想定し、あらかじめ指定された物語を口話で披露する

独学で保育士資格を取得するメリット

独学で保育士資格を取得するメリット

独学で保育士資格を取得するメリットは、以下のとおりです。

  • 資格取得にかかる費用を抑えられる
  • 仕事と資格勉強の両立ができる
  • 自分のペースで資格勉強を進められる

資格取得にかかる費用を抑えられる

独学で保育士資格を取得すると費用を抑えられます。

保育士資格は専門学校や大学を卒業することで得られるものと、独学で国家資格試験に合格することで得られるものがあります。

専門学校や大学へ通う場合、数年間の学費がかかるので奨学金を借りて通う人も多いでしょう。

一方、独学で国家資格試験を受けて保育士資格を取得すると、テキスト代と受験代しかかからないので、費用をかなり抑えられます。

独学での学習には数年かかるといわれますが、効率的に学習して1年以内に資格を取得する人もいます。

このように、できるだけ費用を抑えて資格取得を目指したい人は独学での保育士資格取得がおすすめです。

仕事と資格勉強の両立ができる

独学で保育士資格を取得を目指す場合、現職の仕事を続けながら資格勉強を行うことが可能です。

専門学校や大学に通うと、講義や課題、テストが多いので他のことに費やす時間があまりないケースが多いです。一方、独学で勉強する場合は現職の仕事と資格勉強の量率もできます。

このように、独学での資格取得は、今の仕事を続けながら資格取得を目指せるので幅広い世代の人におすすめです。

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自分のペースで資格勉強を進められる

独学で保育士資格取得を目指す場合、自分のペースで資格勉強を進められます。独学の学習ではテキストを使用して勉強を進めていくので、スキマ時間や仕事が終わった後などに自分のペースで進めることが可能です。

専門学校や大学などのように、定期テストや課題もないので、仕事が忙しい時期は一旦学習頻度を減らして、余裕があるときは多く進めるような融通が効きます。

独学で保育士資格を取得するデメリット

独学で保育士資格を取得するデメリット

独学で保育士資格を取得するデメリットは、以下のとおりです。

  • 実技試験の対策ができない
  • 資格勉強のモチベーションを維持するのが困難
  • 試験対策が取りずらい

実技試験の対策ができない

保育士試験では二次試験として実技試験があります。実技試験は楽器の弾き歌いをしたり、その場で出された課題の絵を描いたり3分間こどもにお話したりします。

独学で行う場合、ひとりで練習するしかないので、実践的な対策を行うことは難しいでしょう。

可能であれば家族や友達に協力してもらうことも可能ですが、独学で行う場合基本的に自分で練習するしかないので、実技試験の対策がしづらい点がデメリットといえます。

資格勉強のモチベーションを維持するのが困難

独学で資格の勉強を行う場合、モチベーションを維持することが難しい人もいるでしょう。

専門学校や大学であればクラスメイトがいるため、お互いモチベーションをあげて学習を継続しやすいですが、独学となると毎日ひとりで勉強するしかありません。

保育士資格を取得するための勉強は、独学で行うと早くても1年以内での取得となるのが目安なので、1年程度モチベーションを維持する必要があります。

1人でモチベーションを維持するには、できるだけ学習を習慣づけてそれを続けることが重要です。

試験対策が取りづらい

独学での勉強は試験対策が取りづらいデメリットがあります。テキストについている課題や総合問題などを解いていけばある程度試験対策にはなりますが、専門学校や大学で出される課題ほど問題のレパートリーはないでしょう。

加えて、問題を解説したり教えてくれたりする先生もいないので、わからないことがあると試験対策として進みづらいケースも考えられます。

わからない点があって試験対策が進みづらい場合は、別のテキストを購入してみたり、Webで調べてみたりするのもおすすめです。

独学で保育士試験に合格するための勉強法

独学で保育士試験に合格するための勉強法

独学で保育士試験に合格するための勉強法として、以下の3つが挙げられます。

  • 試験前に勉強のスケジュールを組み立てる
  • テキスト・参考書を購入してやり込む
  • 過去問を解きまくる

試験前に勉強のスケジュールを組み立てる

独学で保育士試験に合格するための勉強法として、まずは試験日程から勉強に必要な時間を逆算し、スケジュールを決めるのがおすすめです。

大学や専門学校であれば学習ペースを先生が管理してくれますが、独学の試験勉強では自分で管理する必要があります。

勉強のスケジュールを決めないと、いつまでにどれくらい進めなければならないかが明確にわかりません。

独学の場合はスケジュール最初に決めてそれ通りに学習を進めるとよいでしょう。

テキスト・参考書を購入してやり込む

独学で保育士試験に合格するための勉強法として、テキストや参考書を購入してやり込むことが必要で、独学の勉強法ではテキストや参考書で学習するのが基本です。

可能であれば複数のテキストを読み、全てを理解してから試験を受けるのが理想的でしょう。

ひとつのテキストや参考書でも学べますが、独学という点でテキストが2つあるとより十分な知識を得られます。

過去問を解きまくる

独学で保育士試験に合格するための勉強法として、過去問をたくさん解くことは大切です。

専門学校や大学であればテキストの問題以外にも先生が作成したものなど、たくさんのレパートリーがある問題を解くことが可能です。

しかし、独学という点でテキスト以外の問題を解いて実践的な練習をするには、過去問題をたくさん解くしか方法がありません。

テキストや参考書で知識をつけたら、過去問題をたくさん解いて実践的な試験対策を行いましょう。

保育士試験に合格するための秘訣

保育士試験に合格するための秘訣は、以下の3つです。

  • 実技試験では自分の得意な分野を選ぶ
  • 常に最新の情報を入手する
  • 保育士に特化した予備校に通う

実技試験では自分の得意な分野を選ぶ

二次試験の実技試験では3つの項目から2つの分野を選ぶことが可能です。

もし楽器での弾き歌いが苦手なのであれば、それ以外の3分間のお話と絵画を選択するようにしましょう。

自分が得意な分野を選ぶことで、練習段階からその2つの試験対策に絞って集中することが可能です。

常に最新の情報を入手する

保育士試験を独学で受ける場合は特に、最新の情報を入手するように心がけましょう。

近年の保育士試験は新型コロナウィルスの影響で実技試験のみの実施になるケースもあり、試験概要が変わりやすくなっています。

また、試験でどんな問題が出される傾向にあるかについても変わる可能性はあります。

専門学校や大学に通っていれば最新の情報を耳にしやすいですが、独学の場合自分から情報をとりにいかないと、見逃しやすいので注意しましょう。

保育士に特化した予備校に通う

独学の勉強だけで不安な人は、保育士試験に特化した予備校を利用するのもよいでしょう。

専門学校や大学まではいきませんが、実践的な試験の対策や学習を行うことが可能で、何より講師がつくという点で独学のみでは不安な人にぴったりです。

最近ではリモートで受講できるものもあるので、仕事を続けながら学習をしている人にもおすすめです。

独学でも保育士資格は取得可能!合格へ向けて計画を立てよう!

今回は独学で保育士資格を取得する難易度について、勉強法・必要な期間・注意点を含めて詳しくご紹介しました。

保育士資格はテキストや参考書を利用して、独学でも取得ができます。

ただ1人で勉強を継続していく点で、学習ペースのスケジュール立てや、実技試験の練習などがより重要です。

不安な人は予備校を利用したり、テキストを複数利用したりして学習を進めていきましょう。