営業職への転職は難しい?簡単?営業職への転職を成功させるポイント!

営業職への転職は難しい?簡単?営業職への転職を成功させるポイント!

「業種を変えたい」
「今までと違う職種にチャレンジしたい」

このような動機を抱えて営業職への転職を考える人も少なくありません。

求人票でも、「未経験者歓迎」「経験不問」と書かれていることが多く、営業への転職は門戸が開かれているイメージです。

しかし営業になるのは本当に簡単なのでしょうか?

知識やスキルがなくても入社できるほど簡単な仕事には思えませんよね。

そこで今回は、営業職への転職が簡単といわれる理由と、未経験からのチャレンジが難しい業種について解説します。

また営業へ転職するメリットとデメリット、営業に向いていない人の特徴などについても紹介していますので、転職の参考にしてみてください。

未経験でも営業職への転職しやすい

ほかの職種と営業職が異なる大きな点が、未経験でもチャレンジしやすい職種というところです。

求人サイトなどを見ていれば、どんなときも幅広い業界で営業職が募集されているのを確認できると思います。

営業は会社の「花形ポジション」で、会社の売り上げに直結する重要な仕事です。

しかし一方で、未経験でも挑戦しやすい職業といわれるのはなぜでしょうか?その理由について解説していきます。

スキルや経験が重要視されていない

特殊な知識が必要な専門分野の営業を省き、不動産・保険会社・IT業界・人材サービスなど、さまざまな業種で未経験の営業を募集しています。

「経験や実績がなくても大丈夫なのだろうか?」と思われる方も多いと思いますが、営業に必要な知識は入社してから学ぶことが可能です。

商材などに関する知識は入社後に身につければいいと考えられている

営業をする上で必要な商材の知識については、入社してから行われる研修や勉強会で身につけることができます。

一般的なビジネスマナーを持ち、パソコン操作が問題なくできれば、あとは入社への熱意や志望動機が重要とされることが多いです。

ただし注意が必要なのが、年齢制限です。

何歳までという明確な定義はありませんが、未経験者を募集するのは20代の若手をターゲットにしているからです。

30代前半まででしたら、今後の伸びしろを視野に入れて採用される可能性は高くなります。

しかし30代後半を過ぎると実務経験は必須。

新しい仕事や業界にチャレンジするなら、早い段階で動くことが肝心ということを覚えておきましょう。

人柄重視で採用が行われている

営業に必要なコミュニケーション能力は、数字や実績などで評価しづらい部分です。

そのため実際に面接を通して人間性を判断されることが多く、経験がなくとも「人当たりが良さそう」だとか、「勉強する意欲が高い」と評価されれば、未経験でも採用される可能性はアップします。

営業は面接での印象を重視されますので、身だしなみや清潔感などの見た目はもちろん、笑顔を忘れずハキハキとした受け答えができるよう、リハーサル面接にも力を入れましょう。

営業職でも業界によっては転職が難しいケースも

営業職は未経験でもチャレンジしやすいと前述しましたが、一部の業種は転職が難しいといわれています。

その営業職とは、

  1. 医薬品営業
  2. 海外営業
  3. ソフトウエア営業

の3つです。理由について、それぞれ詳しく解説します。

医薬品営業

医薬品の営業は、通称MR(Medical Representative)と呼ばれ、医師や薬剤師に自社の薬を提供するのが仕事です。

医薬品は病気を治したり痛みなどを和らげたりする効果があり、高い安全性が問われます。

そのため知識のない人が営業することはもちろん、どんな効能や効果があるか、副作用はないかといった専門的な知識がないと取り扱えません。

顧客も医師や薬剤師といった専門職ですので、専門用語の習得やハイレベルなコミュニケーション能力を求められます。

医療を通して社会貢献できるやりがいのある仕事ながら、営業経験がない人は採用されるのが難しい業界のひとつとなっています。

海外営業

人手不足が深刻化している日本で、応募者数が増加しているのが海外営業職です。

高待遇での募集ということもあり、倍率が数百倍になることも珍しくありません。

語学スキルは持っていて当然で、現地で自社の商材を売り込み、広い規模のマーケットを作れる高い営業力が必要不可欠になります。

未経験でもチャレンジできないことはありませんが、即戦力が求められることが多いため採用に至るのは至難の技です。

知らない土地や文化の中で海外企業と競争することになるので、精神的なタフさや情報収集力、輸出入に関する貿易の知識も求められます。

ソフトウエア営業

ソフトウエアの営業は「〇〇が欲しい」という顧客へ商品やサービスを販売する営業職とは違い、自社ソフトを使って「顧客の課題を解決する」のが仕事になります。

そのため専門職の傾向が高く、未経験者が何ヶ月か学んで働けるような仕事ではありません。

顧客のニーズを深く掘り下げるヒアリング力や、業務改善を図るために顧客の事業内容を深く理解することも重要です。

また既存システムから新システムへ移行する際に起こるトラブルを見逃さず、瞬時に対応するスピード感も大切になります。

ソフトウエア会社は、外資系企業やグローバル展開を積極的に行っている企業が多いため、英語スキルなどの語学力がないと活躍できません。

ITに関する知識はもちろん、コンサルティング能力や急速に進む世の中の流れも把握しておく必要があります。

営業に転職すると様々なメリットがある

営業に転職することで得られるメリットはたくさんあります。

営業職への転職で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

歩合制が多く成果をあげれば収入が増える

営業は数字を稼ぐ仕事で、契約を結んだり商談が成立したりすると会社の利益に直結します。

自分の頑張り次第で会社に貢献できるため、給与とは別に歩合給を支給されることも多いようです。

企業や取り扱っている商材によってインセンティブは異なりますが、保険業界・自動車業界・不動産業界は商品の単価が高いこともあり歩合の比率も高めです。

トップクラスの営業になると、年収1000万超えも珍しくありません。

営業の経験は汎用性が高くあらゆる職に活かせる

営業職を経験すると、以下のようなスキルを身につけることができます。

  1. 提案力
  2. 企画力
  3. コミュニケーション力
  4. 交渉力
  5. 管理能力

また専門性が高い営業職では、深い知識や他人が真似できない営業テクニックも身につけられるでしょう。

営業はマーケティングや企画、数字にも精通する職業ですので、ジョブチェンジを希望する際も営業経験が武器となり、転職に有利になります。

将来のキャリアの幅が広がる

営業のように学歴や職歴を問わず、完全実力主義という職業はありません。

昔からの老舗企業や財閥系を除いては、高卒でも中卒でも結果を出せば出世できる世界です。

中小企業なら20代で課長職についたり、プロジェクトを任せられたりするなど、スピード出世も見込めます。

会社の売り上げに大きく貢献することで、将来の幹部候補も夢ではありません。

数字で評価されるためやりがいを感じられる

数字で評価されるのが苦手な人もいるかもしれません。

しかしデスクワークがメインの事務職などでは、評価基準があいまいでやりがいを感じられない人も多いのではないでしょうか?

その反面、営業は数字がすべて。

売上や顧客獲得数、成約数などで評価されるので、頑張れば頑張るほどやりがいを感じることができます。

「今月もこれだけ結果を残せた。来月も頑張ろう!」と前向きな気持ちになり、モチベーションが向上します。

営業職に転職するデメリット

営業は精神的にも体力的にも、簡単な仕事ではありません。メリットが多いのも営業職の特徴ですが、ほかの職種にはないデメリットがあるのも事実。

未経験から営業職にチャレンジする場合、デメリットを理解した上で転職を行うようにしましょう。

仕事量が多く残業が多い

営業の仕事は、客先で商材を売ることだけではありません。企画書の準備や自身の売上管理、他部署との調整や事務処理などと多岐に渡ります。

「商品の知識を身につけて売ればいいだけ」と考えていると、痛い目にあってしまうので注意しましょう。

大企業などはノー残業デーや法律に則った残業管理がされていますが、中小企業や一部の大企業では残業規制が徹底されていないところも少なくありません。

毎日深夜まで残業をしたり、休日も会社にでて仕事をしたりと、体力的に大きな負担がかかります。

ノルマに対してのプレッシャーが大きい

営業は結果がすべてです。

どんなに時間をかけてプレゼン資料を作っても、靴の底がすり減るほど客先へ足を運んでも、契約が取れなければ何の評価もされません。

「結果はダメだったけど精一杯に頑張ったからよくない?」「今月も目標は達成できなかったけど給料もらえればいいや」、そんな営業はいずれクビになるか、減給される可能性も。

体育会系の企業の場合は、上司からパワハラまがいの説教をされたり、さらなるノルマを課せられたりして、退職に追いやられる人もいます。

また常に数字に追われるプレッシャーで、精神的な病気にかかってしまう人も少なくないようです。

営業に向いていない人の特徴や性格

転職を検討するとき、「果たして自分は営業に向いているのだろうか?」という悩みを抱える人も多いですよね。

営業に向いていない人の特徴などを解説しますので、未経験からの転職や、今の仕事で結果が出せない人はチェックしてください。

コミュニケーション能力が低い

社会人として働くには、コミュニケーション能力は必要不可欠。

中でも営業職は、いかにいい対人関係を築けるかで活躍できるかが決まります。

人と話すのが苦手でも、相手の話に耳を傾け理解できる能力があれば問題ありません。

大切なのは初対面で誰とでも打ち解けられるフランクさではなく、「誠実さ」や「素直さ」です。

うわべだけのコミュニケーションは顧客からも見破られます。

また採用を担当するのは「人を見抜く」人事のプロ。自分の力で顧客の課題や問題を改善しようという真摯な気持ちがなければ、内定を勝ち取ることは不可能でしょう。

プライドが高い

仕事にプライドを持って取り組むことは素晴らしいことですが、ここでいうプライドは「前職ではこれだけの実績を残してきた」など、過去の栄光にすがりついた負のプライドのことです。

また大企業から中小企業への転職組にも変なプライドを持っている人が多く、「大企業はこのやり方で仕事をやっているんだ」というような上から目線は、転職した後にその人の首を締めることになります。

営業が仕事を円滑に進めていくには、グループのメンバーや他部署の協力が必要不可欠です。

周りの意見に耳を傾け、その人のやり方を認めた上で自分の考えを述べるというような、柔軟な関係性が築けるよう努力しましょう。

相手の話を聞くのが下手

営業の仕事は「話す」よりも「聞く」ことの方が大事だといわれます。

トップ営業が「人見知りする性格」というのはよくある話で、その一方でリスニング能力に長けているということです。

また言葉だけではなく、相手が出す仕草や目の動き、表情の変化に敏感であることも、営業に向いている条件になります。

デキる営業は相手が出す一瞬のサインを見逃しません。

「人の話を聞くのが苦手」「話の内容をスムーズに理解できない」という人は、営業職に向いていない可能性があります。

キャリアアップする意欲が低い

営業は身体ともにストレスにさらされやすい職業です。

そのため仕事に対する高い意欲、世の中のためになっているという自信、良好な人間関係など、そのバランスが非常に大切になってきます。

このような考えで仕事に向き合っている人に営業は不向きです。

営業は転職しやすい!自分に適した業界の営業を見極めよう!

営業は未経験でもチャレンジしやすい仕事ながら、メリットも多く実績にもつながりやすい職業です。

営業を経験していれば、その後のキャリアアップやジョブチェンジも円滑に進めやすくなります。

責任が大きくやりがいもあり、ビジネス能力を磨けるのも営業の醍醐味。

未経験から営業に転職する場合は、出来るだけ早い段階で活動をスタートさせることが大切です。

一方で成績やノルマなど、常に数字に追われる仕事で、重なるプレッシャーやストレスで精神疾患を患ってしまう人も少なくありません。

自分はどんな業界に向いているのか、これまでのスキルが活かせる企業はあるのか、求人の隅々までチェックして応募する企業を見極めましょう。