第二新卒の履歴書の書き方~完全マニュアル~

第二新卒が転職活動をする際に、まず取りかからなければならない履歴書。
履歴書1枚であなたがどのような人なのか、判断される重要な書類です。
新卒の就活の時とは違い、履歴書のフォーマットがバラバラだったり、どのように書けばいいのか分からない人も多いでしょう。
送った履歴書が通過しない限りは、選考に進めず、面接をすることもできません。
そのため、企業が第二新卒に期待するポイントを理解して、魅力的な履歴書を作成することが重要になります。
そこで今回の記事では、企業が履歴書のどこに注目しているのか、魅力的な履歴書にするにはどうすればいいのか、それぞれのポイントを説明していきます。
また、項目別に履歴書の書き方を紹介していくので、この記事を参考にして履歴書を書いてみてください。
企業は第二新卒の履歴書のどこに注目している?
履歴書を書く前に、企業の採用担当は第二新卒の履歴書のどこに注目しているのか、理解しておかなければなりません。
注目ポイントを理解しておけば、企業のニーズに合った履歴書が作成できます。
主に注目しているのは、
- 熱意のこもった志望動機がかかれているか
- これまでどのような経歴を辿ってきたか
- 字が丁寧に書かれているか
以上の3点です。
熱意のこもった志望動機がかかれているか
企業の採用担当が、応募者の履歴書に目を通した際に、一番注目する欄です。
志望動機が曖昧だったり、熱意がこもっていないと、採用担当の目に留まらず書類選考を通過するのは厳しいでしょう。
どのようなきっかけから、応募する企業を選んだのか、整然とした動機を書きましょう。
これまでどのような経歴を辿ってきたか
履歴書の中に、職歴や学歴を書く項目があります。
辿ってきた経歴は、あなたがどのようなタイプの人間なのか、判断する材料の一つになります。
有名大学出身や前職が大手企業勤務の経歴を持つ第二新卒は、転職活動もスムーズに進むケースが多いでしょう。
対して、華々しい経歴を持っていない第二新卒は、転職が上手く進まないケースもあるかもしれません。
しかし、最近では過去の経歴を選考基準に入れていない企業も増えており、適性があると判断されれば華々しい経歴が無くても大手企業に転職が可能です。
面接中は履歴書の経歴を基にして様々な質問を受けるので、自分が辿ってきた経歴を振り返り、しっかりと質問に受け答えしなければなりません。
字が丁寧に書かれているか
企業に応募するのは、あなただけでは無く、たくさんの応募者が選考を受けます。
採用担当は数十枚の履歴書を、通常業務の合間を縫って目を通すでしょう。
そのため、1枚の履歴書をくまなく丁寧に見ていくわけではなく、最初は大まかに目を通します。
ざっと見る段階で、履歴書の字が汚いと中途半端な気持ちで応募してきていると破断されてしまい、落とされてしまうでしょう。
履歴書はどこで手に入る?
転職を始めようと思っている第二新卒の中には、そもそも履歴書がどこで手に入るのか分からない人もいるでしょう。
履歴書を手に入れないと、転職活動が始められません。
履歴書は身近な場所で手に入れられます。
100均・コンビニ
履歴書は100均やコンビニに行けば簡単に手に入ります。
履歴書には種類がたくさんありますが、履歴書ごとに「アルバイト用」「転職者用」などと使う人の用途に合わせて分けられています。
二つ折りのA4サイズでJIS規格と書かれている履歴書があれば、その履歴書を使用しましょう。
ネットからコピーして手に入れる
自宅に環境が整っていれば、ネットからダウンロードして、履歴書を手に入れることも可能です。
様々なフォーマットの履歴書がありますが、「第二新卒向け」と書かれている履歴書を使用すれば問題ありません。
履歴書のフォーマットは決まっていない!
履歴書には様々なフォーマットがあるので、どれを使えばいいのか悩んでしまう第二新卒も多いでしょう。
「使用する履歴書を間違えて選考から落とされたらどうしよう…」と不安におもうひともいるかもしれません。
しかし、正直に言うとどの履歴書を使用しても問題ありません。
アルバイト用を使ってしまうのはさすがに問題ですが、履歴書はいずれも項目に大きな差が無いので安心してください。
第二新卒の履歴書の正しい書き方
それではここから、項目ごとに履歴書の書き方を説明していきます。
履歴書の書き方が分からない人・自分が書いた履歴書の書き方があっているか不安な人は、手もとの履歴書と照
らし合わせて見てください。
日付
日付は、履歴書を書いた日の日付ではなく、郵送した日の日付を記入してください。
顔写真
履歴書に貼る顔写真は、企業にとってあなたがどのような雰囲気なのかを知る唯一の情報です。
前髪で顔が良く見えなかったり、着ているスーツに皺が入っていたりすると、いい印象を持たれないので注意しましょう。
また、履歴書に貼る顔写真には既定のサイズがあるので、そのサイズに合わせて写真を撮りましょう。
お金に余裕があれば、無人の証明写真機ではなく、写真スタジオで証明写真を撮りましょう。
証明写真機よりも、写真の色みや表情が明るくなるので、爽やかな印象を与えられます。
住所
現在住んでいる自宅の住所を、番地やアパート名など、間違いが無いように記入しましょう。
また、住所のフリガナを書く欄がある場合は、フリガナも忘れず記入しましょう。
電話番号
どの時間帯でも自分が電話を取りやすい電話番号を記入しましょう。
手持ちの携帯電話を書いておけば問題ありません。
学歴
義務教育終了後からの、学歴を記入するのが一般的です。
卒業・入学の年月日を間違えてしまうケースが多いので気を付けましょう。
職歴
新卒で入社した会社から、現在に至るまでの流れを書きます。
また、会社名は省略せずに、「株式会社○○」「△△株式会社」と正式名称で書きましょう。
例え、在籍期間1ヶ月の会社でも記入しましょう。
しかし、転職活動の期間にしていたアルバイトなどは職歴に含まれないので、書く必要はありません。
取得資格・免許
取得している資格や免許は、次の転職先に活かせそうな資格を選択して、記載するのが基本です。
資格をたくさん持っているのは、一見するとアピールになるかもしれませんが、企業側からすれば業務に直結しない資格はプラス評価になりません。
転職先の企業で活かせそうな資格を取得している場合には、アピール要素になるので、忘れずに記入しましょう。
志望動機
「業界内で無数に企業がある中で、なぜこの企業を受けるのか」
「企業に入社したらどのようなに貢献したいのか」
以上の二点を、織り交ぜて自分の明確な目標を提示して、志望動機に繋げましょう。
第二新卒の履歴書の中で、最も大切な項目なので、時間をかけて志望動機を考えましょう。
また、面接の際にはあなたの口から再度志望動機を話すことになるので、履歴書の志望動機と差異が無いように気を積めましょう。
下記で志望動機の例文を載せておくので、志望動機が固まっていない人は参考にしてみてください。
本人希望欄
本院希望欄には、勤務時間や勤務条件に応募者側から希望がある場合に記入します。
一般的に、本人希望欄には書くことがない人が多いので、空白で提出する場合が多いです。
空白で提出しても、評価が下がることはないので安心してください。
魅力的な履歴書に仕上げるためのポイント
人によって履歴書に書く項目に変化が無いので、他の履歴書と差別化を図り、魅力的な履歴書に仕上げなければなりません。
ここからは、魅力的な履歴書に仕上げるためのポイントを説明していきます。
魅力的な履歴書のポイントは主に3つです。
- 企業に熱意が伝わる志望動機を作成する
- 職歴に具体的な仕事内容を書く
- 字を丁寧に下書くのは大前提
以下で詳しく説明していきます。
企業に熱意が伝わる志望動機を作成する
志望動機は履歴書の中で、唯一自由に書くことができる項目なので、一番力を注いで志望動機を完成させましょう。
あなたがなぜこの企業を粗暴したのか、この企業にどういう形で貢献していきたいのか、を書きましょう。
また、ネットなどに掲載されている志望動機を、コピペして使うのは絶対にやめましょう。
企業の採用担当は人を見抜くプロなので、志望動機を見ただけで、オリジナルで考えたのか、ネットからコピペしてきたのか見分けることができます。
たとえ文章が拙くても、あなたの意欲を自分の文章で伝えるのが大切です。
自分の熱意を志望動機に反映して、企業にアピールしましょう。
職歴に具体的な仕事内容を書く
職歴が浅い第二新卒が職歴を記入すると、あまり書くことが無くて、空白が多くなり内容が薄い職歴に見えてしまいます。
そこで職歴を記入する際には、会社名だけを書くのではなく、その会社で携わった業務も併せて記入しましょう。
職歴の記入例
年 | 月 | 職歴 |
〇年 | ○月 | 株式会社○○ 入社(事業内容:保険の営業) |
東京支店、営業課 配属 | ||
【職務内容】 | ||
ルート・新規営業、アフターフォロー・顧客管理など | ||
〇年 | ○月 | 営業部内月間売上トップ |
〇年 | ○月 | 退社 |
職歴だけを記入していくのに比べて、全色の業務内容や業績を記載すれば、採用担当の目に留まりアピールになります。
新人研修で身に付けた社会人スキルや、些細なことでもいいので、記載するようにしましょう。
字を丁寧に下書くのは大前提
履歴書は企業があなたがどのような人間なのかを判断する、最初の材料です。
書いてある内容の以前に、汚い字で書かれていると、あなたが中途半端な気持ちで転職活動を行っていると判断されます。
そのため、履歴書に書いてある内容に目を通すことなく、落とされてしまうでしょう。
決して上手な字である必要は無く、大切なのは丁寧な字で書くということです。
あまり字が上手くない人でも、丁寧に書けば見る人にも伝わります。
完璧な履歴書にするにはエージェントの力を借りよう
ここまで第二新卒の履歴書の書き方を説明してきましたが、いかがでしたか?
新卒のとき以来、履歴書を書いたことない人がほとんどだと思うので、自分の書き方であっているのか?間違っている箇所は無いか?など不安に思う事もあるでしょう。
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