営業事務とは?仕事内容・年収・資格・未経験など気になる疑問を解決!

営業事務とは?仕事内容・年収・資格・未経験など気になる疑問を解決!
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「営業事務ってどんな仕事をするの?」
「年収はどれくらいだろう?」
「未経験でも転職可能なの?」

営業事務は人気職ですので、漠然と営業事務とはどのような職業か気になる人、営業事務への転職を考えている人は多くいるのではないでしょうか。

このページでは営業事務の仕事内容、平均年収、スキル・資格など気になる疑問について解説しています。

営業事務への転職を考えている人や営業事務について知りたい人はぜひ参考にしてください。

営業事務とはどういう職業?

営業事務とは企業によっては営業アシスタント・営業サポートと呼称されます。

営業組織の一員として営業職のサポート業務をすることが主になりますが、その内容は多岐にわたります。

事務職ですのでデスクワークが中心となり、営業活動を行うことはありません。

また、営業事務は営業が円滑に業務に取り組めるようにサポートするバックアップ的な要素が強いですが、成果が売り上げという形で目に見えるのでやりがいを感じやすい職になります。

一般事務とはどう違う?

一般事務とは基本的にデスクワークをいい、パソコン業務が中心になります。

資料・文書作成、データ入力、ファイリングや電話・メール・来客対応、各種手配や郵便物の仕分けなどをします。

上記のように一般事務は事務職としての基本業務が中心になります。

営業事務とは、上記一般事務の基本的な業務に加えて、社外での営業活動が中心の営業職のサポート業務があります。

企業が取り扱う商品知識や、顧客の要望に合わせたスケジューリング、クレーム対応など、一般事務に比べて専門性が高くなります。

営業事務の平均年収

営業事務の平均年収は300~400万円、月給ですと18~25万円になります。

長期的な勤務により昇給する傾向があり、安定した収入が得られるのは魅力的ですね。

営業事務に向いている人の特徴

営業事務では基本的なデスクワークで黙々と作業することがあれば、営業や顧客と連携して業務を進めることがあります。

  • 人のサポートをすることが好きな人
  • 気配りや気遣いができる人
  • 臨機応変に対応できる人
  • 多くの人と関わることが好きな人

営業事務の仕事は多岐にわたりますが、上記4点の特徴がある人は営業事務に向いています。

未経験でもOK?

営業事務は未経験OKの求人票も多くありますので事務職が未経験でも転職が可能です。

必須の資格もありませんので、未経験でも比較的スタートしやすい職種になります。

パソコン業務が中心になるのでパソコンスキルがあると有利になります。

また、社内外でのやり取りが多いので基本的なビジネスマナーがあるか、チームの一員として円滑なコミュニケーションが取れる人物かを重視する傾向にあります。

営業事務の仕事内容とは?

営業事務の仕事は多岐にわたりますが、大きく4つのカテゴリーにわけることができます。

  • 管理業務
  • 資料作成
  • 顧客対応
  • 電話・メール対応

聞きなれない言葉もあるかもしれないので、予備知識として事前に知っておくと入社後スムーズに仕事を始められますよ。

管理業務

営業事務の主な管理業務についての仕事内容を紹介します。

 

受発注業務 顧客からの注文内容に応じて商品の出荷・発送を手配
入金チェック 請求額を期日までに振り込まれているかの確認
契約管理 顧客と締結した商品やサービスに関する契約書の管理
納品管理 顧客に商品がスケジュール通り納品されるよう手配
在庫管理 日・週・月・期ごとというように一定の期間ごとに商品の在庫数を確認し、記録
売上管理 営業組織での一定期間ごとの売上データの集計
営業日程の調整・経理 営業職のスケジューリングとそれに掛かる経費の管理
営業活動に必要経費の精算 出張時など宿泊利用や公共交通機関利用に掛かる経費の精算

資料作成

営業事務の主な書類・資料作成についての仕事内容を紹介します。

見積書作成 商品の名称や価格などが記載された書類を作成
請求書作成 販売した商品代金の支払い依頼の書類を作成
納品書作成 売買契約を締結後に正しく商品を納めたことを証明する書類を作成
営業資料作成 営業活動に必要な資料を作成
検収書作成 契約書通りに顧客が商品を受領したと証明する書類を作成
データ入力 営業で必要となるデータを集計しまとめる
ファイリング 各種資料を適宜ファイリングし保管

顧客対応

営業事務の主な顧客対応についての仕事内容を紹介します。

 

カタログや商品サンプルの送付 顧客や営業の依頼によってカタログや商品サンプルを送付
電話対応 営業担当者への取次や営業不在時の顧客からの電話対応
来客対応 営業担当者への来客時、応接室への案内やお茶出し
顧客の情報管理 顧客の社名や取引情報などの情報をデータにまとめる

電話・メール対応

営業事務の主な電話・メール対応についての仕事内容を紹介します。

在庫の問い合わせ 顧客から在庫に関する問い合わせの対応
クレーム対応 顧客から商品に関するクレームの対応

 

営業事務で必要なスキル

営業事務で必要とされる6つのスキルを解説します。

これまでの経験やスキルが活かせることができるか、確認してみましょう。

  • パソコンスキル
  • 事務処理能力
  • コミュニケーション能力
  • サポート能力
  • 臨機応変な対応力
  • タスク管理能力

パソコンスキル

パソコン業務が多い営業事務では基本的なパソコンスキルが必要です。

WordやExcelなどの基本操作は日常的に使うようになりますので、不慣れな人は事前にある程度習得しておくと良いです。

また、クラウドやテレビ電話会議、SNSなどインターネットシステムを取り入れる企業が増えていますので、こちらの操作方法にも慣れておくと良いです。

事務処理能力

様々な書類・資料作成やデータ入力が営業事務は多いです。

商品の注文個数、請求金額など細かい数字の入力ミスがないか正確性が求められます。

また営業や顧客が依頼する納期や突発的なトラブルにも対応するスピードも必要です。

コミュニケーション能力

社内外でのやり取りが多い営業事務ではコミュニケーション能力が大事です。

顧客への対応はもちろん、営業が円滑に業務を行えるよう配慮する能力が問われます。

サポート能力

営業事務は組織の縁の下の力持ちとしての役割を持ちます。

営業の負担が減るように配慮し、必要とされるだろう仕事を察知し先回りして業務を遂行できるスキルが必要となります。

臨機応変な対応力

営業事務では、突然の依頼にも柔軟に対応できる臨機応変さが必要です。

例えば顧客から突然、納期を変更したい旨の連絡があったとしても顧客との関係性を崩さないように配慮をしつつ状況に応じて対処しなければなりません。

スケジュール変更に対応するためにも顧客ごとに取引全体の流れの把握が大事となります。

タスク管理能力

管理業務から資料作成まで多岐にわたる仕事を担う営業事務はマルチタスクをこなさなければなりません。

業務によって優先順位をつけ、納期ごとに仕事を完遂していかなければなりませんが、予定していた仕事が突然の依頼でできない、ということもあります。

そういった事態も想定して、普段からスケジュールを逆算して業務が納期よりも早めに終えるよう、スケジュール管理を徹底的にします。

営業事務のお役立ち資格

営業事務で必須とされる資格はありませんが、あると便利なお役立ち資格4つを紹介します。

  • MOS
  • 日商簿記検定
  • 秘書検定
  • TOIEC

MOS

MOSとは、マイクロソフトが認定するMicro Office製品についての資格です。

WordやExcel、Power Pointなど営業事務でよく使うソフトごとに理解度を測る試験を受けられます。

知名度が高いですので取得しておくと企業からの評価にもつながります。

日商簿記検定

営業事務では交通費の精算などの経費管理、見積書や請求書の作成などお金にまつわる業務が多いです。

資格を取っておくと業務に役立ちますので取っておくことをおすすめします。

秘書検定

秘書検定がある場合、顧客の社長や重役への対応、また自社上層部との対応に役立ちます。

受験資格はないので誰でも受けられて、ビジネスマナーや一般常識を身に着けることができます。

TOIEC

海外部署や海外の顧客が多い企業では、TOIECなど英語資格があると有利になります。

直接取引の商談場面に赴くことはそうないでしょうが、顧客との電話やメールを英語で対応できれば重宝されるでしょう。

また、応募する企業の幅も広がります。

営業事務で感じるやりがいとは?

サポート業務が多い営業事務で感じるやりがいや魅力はどういったものがあるでしょうか。

キャリアチェンジがしやすい

顧客とのやり取りが多い営業事務はビジネス感覚や目標達成の感覚が磨かれやすい傾向にあります。

営業事務から営業職へキャリアチェンジするケースも多いです。

また事務処理のスキルを活かして経理や労務、人事などの事務職にもキャリアチェンジしやすいです。

パソコンスキルが身につく

パソコン業務が多い営業事務はWordやExcelを日常的に使用するのでパソコンスキルを磨きやすい職場環境です。

基本的なパソコンソフトの操作スキルのほか、さらにスキルアップを目指してAccessスキルも習得することをおすすめします。

膨大なデータをさらにスペード感をもって処理していけるようになります。

勤怠スケジュールを立てやすい

営業事務は基本的な繁忙期が決まっていますので有給取得計画など年間を通してスケジュールを立てやすいです。

アルバイトや派遣社員で働く場合は残業がほぼないので、退勤後のプライベートも充実します。

営業事務からキャリアアップができる

営業事務は一般事務職に比べて専門性が高いので、基本的な事務業務以上に様々なスキルを磨くことができます。

未経験から始めることもできますので他職種からキャリアチェンジしたい人にもおすすめの職種です。

営業事務を通してスキル向上や資格取得をできますので、営業職やほか事務職へのキャリアチェンジが狙いやすいです。

自分自身の持つスキルや性質を分析して、営業事務に向いている!と思った人は営業事務への転職に向けて準備をすすめていきましょう!

転職活動の際には複数の転職エージェントを利用することをおすすめします。