フリーターの平均年収とは?支払うべき税金の種類やフリーターを続けるリスクを解説

フリーターの平均年収とは?支払うべき税金の種類やフリーターを続けるリスクを解説

アルバイトを転々として気楽に生きているフリーターは、年収どのくらい稼いでいるのでしょうか?

社会人として自立できるほど稼げている人はいるのでしょうか?

  • このままフリーターでいいのかな?
  • 今の仕事がきついから退職してフリーターになろう
  • フリーターだけど実家を出て一人暮らしがしたい

そんな悩みを抱えている皆さんへ、フリーターの暮らしや働き方を紹介していきます。

フリーターの現状を知って、今後の働き方を考えてみましょう。

フリーターの平均年収は約200万円程度

フリーターの年収は1日平均7時間は働くとして、「1,106円×7時間×20日×12ヶ月」で、年収はおよそ185万円になります。

意外ですが、多くのフリーターが年収200万円も稼いでいないという結果でした。

これは多いのでしょうか?少ないのでしょうか?

次は月収をみていきましょう。

月収にすると10数万程度

毎月20日は働くとしても、1,106円の時給では月に15万円ほどしか稼げない計算です。

夜勤手当などで時給が少しアップしても、20万円にも及びません。

また東京や大阪などの都心は時給も高めですが、地方だと1000円に満たない場所はいくらでもあります。

平成29年度に全国で最も時給が安かったのが、沖縄県の737円でした。

これでは1日7時間働いても日給5000円ほど、月収は10.3万円くらいになってしまいます。

アルバイトの種類や働き方によっては300万~稼いでいる人も

アルバイトの時給は職種によって変わります。

時給が高めの仕事は「営業職」や「イベント・キャンペーン」などで、時給が低いのが「飲食業」「クリエイティブ系」「エステ・美容業界」です。

時給が高いアルバイトを選んだり、いくつかのアルバイトを掛け持ちして働いたりすることで、年収300万円以上を稼ぐのも不可能ではありません。

中には昼も夜も働いて、正社員以上に稼いでいるフリーターも存在します。

20代の若い年代は正社員と収入格差を感じにくい

正社員で働いている友人と比較しても、自分と給料が変わらないと思うフリーターの方もいると思います。

むしろ「仕事を掛け持ちできるアルバイトの方が稼げるんじゃない?」と感じている人が多いかもしれません。

しかし忘れてはいけないのが、「正社員はスキルと共に給料が上がっていく」という点です。

フリーター・正社員の生涯年収の差はどのくらい?驚愕の収入差を紹介します

年齢を重ねるごとにフリーターと正社員の収入差は広がっていく

20代の正社員は、まだ仕事を覚えたばかりで戦力にならないから給料がよくないのです。

しかし30代、40代と歳を重ねていき役職などに就くと、年収は倍ちかく上がります。

こちらの表を見ると一目瞭然ですが、正社員がどんどん年収を上げていくのに対し、非正規社員の年収は横ばいです。

また50代男性のピーク時の年収では、400万円近い差が生じているのが分かりますね。

年齢 男性 女性
正社員 非正規 正社員 非正規
~19歳 264万円 227万円 229万円 215万円
20~24歳 339万円 266万円 306万円 240万円
25~29歳 430万円 300万円 372万円 259万円
30~34歳 506万円 327万円 403万円 263万円
35~39歳 561万円 332万円 427万円 265万円
40~44歳 616万円 338万円 452万円 260万円
45~49歳 677万円 342万円 473万円 259万円
50~54歳 727万円 338万円 477万円 259万円
55~59歳 701万円 352万円 461万円 255万円
60~64歳 497万円 377万円 395万円 257万円

20代前半では格差が気にならないものの、生涯を通じてみてみると「正社員」か「フリーター」かで、稼げる生涯賃金が大きく変わることが理解できます。

参考:厚生労働省 「賃金構造基本統計調査」

ボーナスや手当てが無い

正社員は給料とは別に、ボーナスや家族手当、退職金や厚生年金などが受け取れます。

フリーターはどんなに頑張っても特別手当てなどはありません。

ボーナスは一度に50万や100万の収入がある訳ですから、格差が生じるのも不思議ではないでしょう。

フリーターと正社員の生涯賃金格差は、「5000万円以上」と言われていますから、正社員として働くことの重要性が痛感できます。

時給が上がったとしても100円程度

アルバイトも正社員も、「世の中のために働く」ということに違いはありません。

しかしアルバイトはどんなに頑張っても、時給がほんの少し上がるだけ。

それでは自分の成長を実感できず、会社に評価されないまま働き続けることになってしまいます。

福利厚生や社会保険の充実度にも差が生まれる

20代のうちは自分だけが生活できればいいかもしれません。

しかし結婚をしたり子供が生まれたりすると、家族を養っていく責任と義務が生じます。

アルバイトには福利厚生もほとんどありませんし、社会保険に加入するのにも条件があります。

一方で正社員であれば、家族を扶養に入れて保険に加入させてあげることもできます。

また福利厚生で結婚手当や家族手当がもらえたり、社宅に入居できたりして、ゆとりのある生活を送れるでしょう。

フリーターの収入で1人暮らしするのは厳しい

フリーターの年収は200万円もありませんが、一人暮らしをしたいと考えている人もいると思います。

アルバイトの収入だけで生活ができない訳ではありませんが、贅沢な暮らしは望めません。

家賃、光熱費、通信費、食費、これらは最低限かかる生活費です。

ここに交際費や服飾費、趣味などにお金を費やしてしまうと、自分に厳しくなければ借金を背負ってしまう可能性すら出てきます。

20代フリーターの貯金額とは?一日でも早く正社員になりましょう

生活を切り詰めていけば1人暮らしも可能

節約が得意な人や、ミニマリストと呼ばれるような最小限のものだけで暮らせる人なら、フリーターでもやっていけるかもしれません。

自炊で外食を減らしたり、少ない服で暮らしたり、Netflixなどで家時間を満喫することも可能です。

今は格安スマホもありますから、極限まで支出を抑えて貯金できる人もいるかもしれませんね。

ただしフリーターは働いた分しか給料が発生しませんから、風邪などで仕事を休むと生活はさらに苦しくなります。

元気なうちはいいですが、高齢になるほど生活や不安定になってくるでしょう。

フリーターが支払わなければならない税金の種類

フリーターでも日本国民である限り、「納税の義務」があります。

給料から払うべき税金を把握して、きちんと税金を納めましょう。

住民税

アルバイトの年収が100万円を超える場合、あなたが住んでいる都道府県と市町村に住民税を支払う義務が生じます。

一つのバイト先に長く勤めている人は、給料から天引きされているかもしれませんので、給与明細をチェックしてみましょう。

自分で支払う場合は納付書が送られてきますから、期日までに支払いを済ませてください。

所得税

所得税は年収が103万円以上の人に、支払いの義務が課せられます。

月収が9万円ほどの人は対象になるので、多くの人が該当するのではないでしょうか?

基本は給料から天引きされていますが、年末調整で過払いが戻ってくることもあります。

国民年金

20歳を超えたら、国民年金を払わなくてはいけません。

正社員は給料から天引きされますが、フリーターは自分で支払わなくてはならないため、支払いを滞らせているケースも少なくないようです。

未納率は30%以上といわれていますが、ほかの税金と違いいずれは自分に戻ってくる保険ですから、しっかりと支払いの義務を果たしましょう。

令和2年度の保険料は月額1万6540円ですが、高齢化の影響もあり少しずつ上がっています。

国民健康保険

保険証を持っていますか?

国民健康保険を支払うと保険証がもらえ、病院などの医療負担が3割になります。

年収が130万円未満の人は、親の扶養に入っているかもしれませんね。

社会保険に加入していれば、会社とあなたで折半して支払うことになるため、負担額は軽くなります。

フリーターの場合は、「正社員の3/4以上の勤務時間、勤務日数」を満たしていれば、社会保険に加入することが可能です。

フリーターとして高収入を得る3つの方法

「フリーターでも自立してやっていきたい!」という方は、次の方法で高収入を目指しましょう。

高時給のアルバイトをする

高収入を得るための簡単な方法が、時給のいい仕事を選ぶことです。

世の中には以下のような高時給のアルバイトがあります。

  1. コールセンター
  2. 携帯や家電の販売スタッフ
  3. プログラマー
  4. 引っ越しスタッフ
  5. 警備員

コールセンターの場合、クレジットカードの督促や電話営業などが時給高めです。

また女性限定の仕事では、このような仕事もあります。

  1. コンパニオン
  2. キャンペーンガール
  3. キャバクラやガールズバー

露出のある服を着て働く仕事や水商売は時給も高いですが、人によっては抵抗を感じてしまうでしょう。

バイトを掛け持ちして1日中働く

「精神的にきつい仕事はしたくない」

「水商売じゃなく真っ当に働きたい」

このような人は、複数のアルバイトを掛け持ちして、収入源を増やすのがいい方法です。

夜勤の仕事は時給も25%アップしますから、月収20万円以上稼ぐことも不可能ではありません。

起業する

フリーターの中には、自分で会社を起こして稼いでいる人もいます。

今はインターネットを活用したビジネスで、資金がなくても簡単に起業できる時代です。

ブログを書いて広告収入を得る人、ハンドメイドアクセサリーなどをネット販売している人、デザイナーやプログラマーとしてフリーで活躍している人も多いですよね。

才覚があれば従業員を増やして、法人を立ち上げることもできます。

フリーターから社長になった人って意外に多いので、自分でビジネスをしたい人はやってみる価値があります!

長期間フリーターを続けるのは危険!

フリーターでそこそこ稼げたとしても、一生フリーターのままでいることは難しいかもしれません。

若いうちは心配なかったことも、年齢を重ねるごとに問題が大きくなってくるでしょう。

体調を崩してバイトに出られないと収入が無くなる

まず考えられるのが、体調や健康問題です。

事故にあって入院することになると、収入はゼロになってしまいますから、どうやって入院費を払えばいいのでしょうか?

頼れる家族や友人がいない人は、受けるべき医療を受けられない可能性も出てきます。

正社員であれば入院して働けなくなっても、社会保険に加入しているため給料の2/3が保証されます。

支給期間は最大18ヶ月で、急なトラブルが生じても安定した生活が送れるのです。

税金を滞納してしまう

先述した税金を払えず、滞納してしまうフリーターも少なくありません。

税金を滞納すると給料を差し押さえられ、家族にも迷惑をかけてしまうことが考えられます。

そうならないためには、さまざまな税金を給料から手引きしてくれる正社員へなるのがベストな方法です。

フリーターは職歴に含まれないため就職できなくなる

いざ正社員になろうと転職活動を始めたとき、これまでの経歴が役に立たないことがあります。

アルバイトの経験を履歴書に書くことはできますが、企業側は正式な職歴として認めてくれないケースもあるのです。

20代のように若いうちなら、未経験でも採用してくれる企業はきっと見つかります。

しかし30歳を超えてしまうと、内定をもらえる可能性が急激に低くなってしまうので注意が必要です。

フリーターから抜け出せないと嘆くあなたへ。就活は行動あるのみ!

正社員になって安定した生活を送ろう!

フリーターは責任も重くなく、気楽に働ける立場です。

アルバイト仲間と楽しく過ごせれば、「俺(私)の人生このままでいいや」と楽観的になってしまうのも不思議ではありません。

しかし20代も後半を迎えると、周囲との差は広がるばかり。

いずれは正社員の友人と話も合わなくなり、生活基準も変わってしまうでしょう。

そうならないためには、できるだけ20代の若いうちに就職先を見つけ、正社員としての働くことが肝心です。

正社員になれば給料が上がるだけでなく、老後の生活も安定しゆとりのある生涯を送ることができます。

正社員として責任を感じながら働くことで、人間力を磨いたりスキルを向上させたりでき、一社会人として成長を感じることもできるでしょう。

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