女性が事務職に転職するには?求められるスキルや内定を貰う4つのポイント

事務職は女性に人気のある職種です。デスクワークが中心で身体的なストレスも少なく、定年まで安定して働くことができます。
しかし未経験からチャレンジする場合、なかなか採用に至らず悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
人気が高いということは、それだけライバルの数も多いということを意識しなくてはいけません。
そこで今回は、事務未経験の女性が転職を成功させるための方法を解説。
企業側が求めるスキルを年代別に紹介し、あなたの転職を成功に導きます。
未経験女性が事務に転職する際気をつけること
事務職へチャレンジする前に、事務職について詳しい知識を身に付けておきましょう。
事務職は女性人気があり倍率が高い
事務職の求人倍率は非常に高く、狭き門といわれています。
企業の人材不足が叫ばれる中、多くの職種が4人枠に対して1人しか集まらないのに比べ、事務は1人枠に5人の応募者が集まるほどです。
すでに転職活動を始めていて、思うように内定に至らない人も多いかもしれません。
それはあなたの能力が問題ではなく、ライバルが多過ぎて内定率が低下しているのが問題です。
未経験よりも経験者が優遇される
事務の仕事内容は企業によってまちまちですが、未経験者よりも経験者が優遇されてしまうのはどの企業も同じです。
経験者は仕事のベースができているので、教育に割く時間を減らせるメリットがあります。
また未経験者を採用すると、「やっぱり事務は私に合わない」「思っていた仕事と違ったので辞めます」というリスクも生じます。
そうなると事務職の経験者を採用する方が、早期退職のリスクを防ぐことができ、長く活躍してもらえる可能性が高くなります。
未経験でも事務職に転職できる!おすすめの事務職と求められる3つのスキルを紹介
収入が一定なので高収入は望めない
事務の年収は、手取り200万〜400万円が相場です。
地方は低め、首都圏は高めの設定ですが、それでも高収入とはいえません。
事務の給与が低い理由としては、次のような原因が挙げられます。
- 会社の利益に直結する仕事じゃない
- 特別なスキルを必要としない
- 誰でもできる簡単な事務作業がメイン
- 人気のある職種で少ない給与でも人が集まる
- 業務内容が決まっていて残業代が期待できない
高収入を目指すのであれば、専門性が高い経理事務や人事事務がオススメです。
事務は将来的にAIに仕事を取られるというウワサも…
事務の仕事は単純なOA業務がメインになっており、いずれはAIに代替えされる時代が来るといわれています。
企業はこれまで事務一筋で働いてきた人に対し、「これからどんなスキルを身に付けたいか?」「事務以外にも得意分野をつくってほしい」などと打診しているようです。
「事務ならキツくないだろう」「毎日定時で帰れて給料がもらえる」と甘く考えていると危険です。
- 顧客とコミュニケーションを図るのが得意
- 資格を取得し専門職に活かす
事務職でもスキルアップし、AIに替わられない自分の得意分野を開拓することが重要です。
高卒から事務職を希望している人必見!事務の業務内容や種類を解説!
【年代別】未経験女性に求められているスキル
次に、採用する企業が未経験の女性に求めるスキルを、年代別に紹介していきたいと思います。
同じ未経験からのスタートでも、20代と40代では違うところを評価されます。
20代女性の場合
20代は転職市場でも人気で、新しい仕事や分野へのチャレンジが可能な年代です。
20代はポテンシャル採用といって、実績やスキルがなくても、これからの将来性を期待されて採用に至ることがあります。
基本的なPCスキルが身に付いているか
事務の仕事はパソコンを使った業務が9割を占めます。
Wordを使った文書作成、Excelを使用した表計算、Outlookを用いたメールのやり取りなど、PCスキルは必須です。
前職が接客業やサービス業で、仕事でパソコンを使用しなかったという人は、Microsoft社のMOS資格を取得するといいでしょう。
PCスキルがあることを証明する資格ですので、採用担当者も安心して採用に踏み切れます。
主体的に行動する力があるか
事務職は社員のサポートを行い、業務を円滑に回す役目を担っています。
他部署とのやりとりや交渉もあり、社内の人間関係を構築するコミュニケーション能力が必要不可欠です。
また事務は「与えられた仕事をこなせばいい」というイメージを持っている人もいますが、自ら課題を見つけ問題を解決する主体性も求められています。
自分の考えに責任を持って行動する力は、多くの企業が「必要な資質」と考えており、面接では主体性を持って行動できることをアピールすることが大切です。
30代女性の場合
次は30代のケースです。
30代は一通り仕事を覚え、これまでの経験を活かし活躍できる年代です。
また結婚や出産を経て、「これからも仕事を続けるかどうか」、自分の将来と向き合うシーンが増えてきます。
PCスキルが身に付いているか
20代のときと違い、基本的な操作だけじゃなく、どのレベルまで機能を理解し活用できるかが求められます。
具体的には、
- ExcelのVLOOKUP関数が使えるか
- ピボットテーブルの作成が可能か
- PowerPointで新規の資料作成ができるか
- AccessでCSVによるデータのインポートが可能か
任される業務内容によって使用するソフトは異なりますが、面接では「どんな資料を作れるか?」「実際に作って会社で使用したことがあるか?」などを聞かれることが多いでしょう。
30代に求められるスキルや経験をしてきているか
30代であれば社内でも中堅のポジションに値し、中には主任や係長などのポストにつく人も増えてきます。
転職ではこれまでの実務を活かした「即戦力」が期待されますので、「どんな成果を上げてきたか」「業務効率化のために工夫した点はあるか」など、前職で築き上げた実績をアピールすることが望ましいです。
40代女性の場合
最後に、40代の女性に求められるスキルを解説します。
40代は会社の中でもベテランのポジションで、高いビジネススキルが期待される年代です。
マネジメント経験があるか
40代の転職は「マネジメント経験の有無」によって勝算が分かれます。
20代30代ではマネージャー経験者が少なく、どこの企業も「プレイヤーはいるけどマネージャーがいない」という課題を抱えているからです。
事務職は女性の割合が多く、人間関係のいざこざや仕事のやり方に不満を持っている女性も少なくありません。
そんな女性陣をまとめるマネジメント力があれば、採用でもかなり有利になります。
即戦力となる素質を持っているか
40代の転職者に求められるのは「即戦力」です。40代なら育児を終えて社会復帰しようと考えている人も多いでしょう。
ブランク期間があったとしても、実務経験があれば採用される可能性は高くなります。
これまでどんな部署でどんな業務に携わっていたか、当時を思い出して洗い出してみましょう。
40代未経験で事務職への転職は厳しい
事務未経験からのチャレンジを考えている40代は、「入社条件が悪い」「若者が少ない地方」などを除くと、転職できるチャンスは少なくなってしまいます。
20代や30代から応募があった場合は若手を優先される上、事務は人気の職種なのでさらにハードルが上がります。
事務未経験の女性が内定をもらう4つのポイント
40代で事務職へのチャレンジは難しいといいましたが、20代や30代でも簡単ではありません。
事務職は求人倍率が高く、多くの事務経験者が応募してきます。
未経験で内定をもらうには、以下の4つのポイントを抑えておきましょう。
事務職に有利な資格を取得する
未経験に対する企業側の印象は、「パソコンの基本操作は問題ない?」「基本的なビジネススキルは持っているか?」といったネガティブなイメージです。
そこでオススメなのが、事務職に活かせる資格を取得しアピールする方法です。
具体的な資格は、次のようなものが挙げられます。
- MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)
- 日商簿記
- 秘書検定
- 日商PC検定
日商簿記の場合、20代なら3級でも問題ありませんが、30代以上なら2級を持っていないとアピールできません。
これまでパソコンを扱っていない人は、パソコン教室に通って早めに合格できるようスケジュールを立てましょう。
正社員へのこだわりを捨てる
未経験で事務職にチャレンジするなら、雇用形態にこだわらず、「アルバイト」や「派遣」という働き方を検討してみましょう。
フルタイムでの勤務を希望する場合は、時給がいい派遣社員がオススメです。
都内であれば時給1600円くらいが見込め、社会保険や有給制度も整っています。
面接も「顔合わせ」と「これまでの経験を伝えること」がメインですので、すぐに働き始めることが可能です。
履歴書作成・面接の対策は完璧にしておく
どうしても正社員にこだわりたい場合は、応募書類の作成や面接対策を入念に行う必要があります。
履歴書では、「どうして事務職に転職しようと思ったのか」について具体的な志望動機が必要です。
また「などこの業界なのか?」「なぜこの企業なのか?」という質問に明確に答えられるよう、自己分析を怠らないようにしましょう。
転職エージェントを活用する
- 転職活動が長引いている
- 書類選考が通過しない
- 自分のアピールポイントが分からない
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