大手企業からベンチャー企業への転職は後悔が多い?失敗事例からわかる後悔する人の特徴を徹底解説

大手企業からベンチャー企業への転職は後悔が多い?失敗事例からわかる後悔する人の特徴を徹底解説

大きな組織で働いたことがある方なら「裁量権があり、自分の能力が発揮できそうなベンチャーで働きたい!」と考える人も多いのではないでしょうか。

しかし、ベンチャー企業は大手企業に比べて福利厚生や制度が整っていないところも多いため、転職して後悔してしまう人も多いのも事実です。

ここではベンチャー企業に転職して後悔する事例を挙げていくので、ベンチャー企業に転職して後悔したくない方は是非参考にしてみてください。

また、ベンチャー企業へ転職して後悔したくない人におすすめなのが、転職エージェントであるdodaです。

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ベンチャー・スタートアップ企業への転職で後悔する事例

ベンチャー・スタートアップ企業への転職で後悔する事例

ベンチャー企業に転職して後悔してしまう事例は以下の通りです。

  1. 業務内容が広くて負担が大きい
  2. 給与・待遇面など福利厚生が整っていなかった
  3. 社員・会社のカラーと合わなかった
  4. 0→1を作り出すことが大変だった
  5. 退職率が高い
  6. 仕事が多く残業時間が長い
  7. すぐにシステムやルールが変わるため適応するのが大変
  8. 自分の中のイメージと違った

もちろん会社によって当てはまる項目と当てはまらない項目はあるので、ベンチャー企業の傾向として把握しておくとよいでしょう。

ベンチャー転職の後悔⓵:業務内容が広くて負担が大きかった

ベンチャー企業は慢性的に人手不足な会社が多く、業務内容が広くて後悔した…という人も多いです。

営業として入ったのに人事・経理もやっている…など1人で2役も3役もこなす必要があり、「思ってた仕事が全然できない…」と後悔してしまいます。

社員数が100人を超えるベンチャーは比較的1人1人の役割が明確化されていますが、30人程度のベンチャー企業は業務内容が広くなってしまうことへの覚悟をしたほうがいいでしょう。

ベンチャー転職の後悔⓶:給与・待遇面など福利厚生が整っていなかった

どのくらいの規模のベンチャーに転職するかにもよりますが、大企業からベンチャーに転職した場合、年収はダウンするのが一般的です。

もしあなたが専門知識や経験を買われて転職したのなら大きく年収が変わらないケースもありますが、未経験業界・職種への転職なら福利厚生・年収は下がると思った方がいいでしょう。

ベンチャー企業は売り上げが立たない新人や即戦力にならない人に対しては、月収・ボーナスを低く設定する傾向にあるからです。

他にも産休・育休・退職金がなかったり、有給消化が推進されていない企業にあたってしまい、後悔する人も多いです。

ベンチャーに転職すると年収は下がる?ベンチャー企業の給与に対する考え方

ベンチャー転職の後悔⓷:社員・会社のカラーと合わなかった

ベンチャー企業は比較的若くて明るい人が集まる傾向にあります。

特に社長が学生企業した会社だったり、できて間もない会社などは若い人が多く、プライベートでの交流や飲み会が頻繁に開かれることもあります。

そういった環境があっている人にとっては楽しい時間を過ごせますが、「仕事とプライベートは分けたい」「黙々と作業をしたい」という人は、自分の居場所が見つけられずに後悔してしまうケースも多いです。

ベンチャー転職の後悔⓸:0→1を作り出すことが大変だった

ベンチャー企業は常に新しい発想や仕事を生み出すことが求められる環境です。

「決められた仕事を淡々をこなす」はベンチャー企業に求められていないため、新しいことを生み出す力のない人には辛く感じてしまうでしょう。

ベンチャー企業は上司の指示を仰ぐ、与えられた仕事をするのではなく、上司に新しい提案をして仕事をするスタイルが基本です。

ベンチャー転職の後悔⓹:退職率が高い

大手企業と比べてベンチャー企業は「福利厚生が整っていない」「起業したい」などの理由で退職する人が多く、離職率も高いです。

人の入れ替わりが多いと環境の変化が激しかったり、業務の負担が増えたりして後悔する人も多いでしょう。

退職した人の仕事をカバーしなければならないため、常に仕事量が多くなってしまいます。

ベンチャー転職の後悔⓺:仕事が多く残業時間が長い

ベンチャー企業のステージにもよりますが、ベンチャー企業の労働時間は長い傾向にあります。

出社時間と定時を設定してはいますが、多くの社員が自分の仕事に追われて、残業する光景があります。

正直会社の事業内容にもよりますが、プログラマやエンジニアなどの職種を抱える会社に多いです。

しっかりと残業代を出してくれる会社もあります。

しかし中には、みなし残業代としてあらかじめ給料に残業代を入れている会社もあります。

労働時間が多くなることを覚悟していても、いざ経験すると想像以上の拘束時間に精神的に病んでしまう人もいます。

ベンチャー転職の後悔⓻:すぐにシステムやルールが変わるため適応するのが大変

ベンチャー企業の場合、会社が設立して間もないため、評価システムや会社のルールなどがすぐに変わる傾向があります。

歴史の長い会社であれば、会社のルールは決まっています。

在職中にルールや評価のシステムが変更になることは、滅多にありません。

しかしベンチャー企業は、一年間もいれば社内規則などのルールが変更になります。

人が増えてくにつれてルールの追加は仕方ないことですし、ルールが増えていく過程を見ることができるのもベンチャーの魅力です。

しかし大企業で決まったルールに慣れていた人は、急なルールの変更に四苦八苦し、ベンチャーへの転職を後悔するケースもあるようです。

ベンチャー転職の後悔⓼:自分の中のイメージと違った

ベンチャー企業に転職して後悔する理由を並べてきましたが、出来ては潰れていく星の数ほどあるベンチャー企業がそろいもそろって同じ条件な訳ありません。

自分のなかでベンチャーはこういうものとイメージを固めてしまっていると、後悔してしまうことになります。

たとえば、労働時間が長くてもいい、むしろ自分を成長させるためにそういう環境を求めていたという人。

思っていたよりも仕事は少なく、暇で定時に帰宅する毎日。

ベンチャーに転職した意味がなく、転職を後悔する例もあります。

失敗しないベンチャー企業への転職とは?転職を成功させる3つの方法

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ベンチャー・スタートアップ企業への転職で後悔する人の5つの特徴

ベンチャー・スタートアップ企業への転職で後悔する人の5つの特徴

ベンチャー企業に転職して後悔してしまう人の特徴は以下の通りです。

  1. イメージで転職してしまった人
  2. 自己分析ができていなかった・浅かった人
  3. 大企業で結果を残せなかった人
  4. 当事者意識がない人
  5. 変化が苦手な人

特にイメージや憧れだけでベンチャー企業に転職してしまった人は後悔しやすい傾向にあります。

今、「ベンチャーでやりたいことができそう」「華やかで自由そう」という理由でベンチャー企業への転職を検討している人は注意しましょう。

イメージで転職してしまった人

あなたはベンチャーにどういったイメージを持っていますか?

恐らくこういったイメージを持っているのではないでしょうか。

  • 裁量権がある
  • 圧倒的成長
  • 若くして年収1,000万円も夢じゃない

よく勘違いしてしまうのが「ベンチャー企業に入社すれば成長できる」と思ってしまうことです。

たしかにベンチャー企業は社員数が少ないため決定までのスピードが早く、仕事もたくさん任せてもらえるので成長に繋がる可能性もあります。

しかし、すべてのベンチャー企業が成長できる環境か?と言われると、当てはまらない企業もたくさんあります。

ベンチャー企業に入れば自動的に成長できると思っている人は、現実とのギャップに気づかず転職してしまうため、後悔しやすくなります。

ベンチャーとスタートアップの違いは何?今さら聞けない基礎知識

自己分析ができていなかった・浅かった人

先ほどの「ベンチャーへのイメージや憧れで転職してしまった人」と類似していますが、自己分析を十分にせずにベンチャーへ転職してしまう人も後悔しやすいです。

  • ベンチャーの華やかさに憧れて転職→黙々と作業をする仕事やタスクを消化する仕事に適正があった
  • 年収でなくやりがいを重視した→旅行を楽しむぐらいの金銭的な余裕は欲しかった

自分の適性と憧れは必ずしも一致しないものです。

ベンチャーへのイメージや憧れにとらわれず、しっかり自己分析をすることでミスマッチも少なくできます。

大企業で結果を残せなかった人

大企業の場合、「入社しても裁量権が少なく、与えられた仕事のみしていて成長実感がない」という理由でベンチャーへの転職を考えるケースが多いです。

しかし、大企業で結果を残せなかった人は、ベンチャーに転職しても結果を残せない可能性が高いです。

ベンチャー企業は大企業に比べて使える資金や、人員、ネームバリューが少ないため活躍するためには大手企業より覚悟が必要です。

当事者意識がない人

ベンチャー企業は裁量権が大きいのがメリットですが、当事者意識がなくては裁量権を使いこなせません。

与えられた仕事をこなす、上司から言われたことだけをやる、という受け身の姿勢ではベンチャーで思った通りの働き方はできないでしょう。

与えられた仕事以外も自分で提案していく、すべて自分の責任として仕事をしていく…こういった当事者意識のない人はベンチャー企業に転職しても後悔してしまうでしょう。

変化が苦手な人

ベンチャー企業は決定までのスピードが早いのが特徴ですが、その分変化が多い環境です。

1年前と現在では、事業内容も組織体系も変わっている…なんてことも珍しくありません。

人の入れ替わりも激しいでしょう。

変化が楽しい!という人も多いでしょうが、変化する環境にストレスを感じる人も少なからずいるはず。

変化が苦手な人がベンチャー企業に就職してしまうと、ストレスを感じやすく、転職したことを後悔してしまいがちです。

ベンチャー企業に転職して後悔している人の声

ここからはベンチャー企業に実際に転職してみて後悔を感じている人の声を紹介していきます。

後悔している理由がどの様なものなのかチェックしてみてくださいね。

教育制度が整っていない

女性 口コミ
前職はある程度知名度のある大手企業に勤務しており、そこそこ給料ももらっていました、
しかし、仕事自体はかなり単調で、スキルアップやキャリアプランへの不安を感じて、裁量権があるベンチャー企業へと転職しました。
想像していたように自分一人で裁量を持って仕事をすることはできますが、困った時に周りに相談できる人がおらず教育制度が十分に整っていないことに後悔をしました。
未経験だったにも関わらず。転職してすぐに一人の仕事を与えられたのでびっくり...
前の会社では教育システムが充実していただけに後悔を感じています。

自分がやりたくない仕事を任される

口コミ 男性
私が転職したベンチャー企業は少数精鋭で、社員数が20人程度です。
一応部署が区切られているのですが、本当に部署という括りがあるだけで自分の担当ではない業務をたくさん任されませす。
メイン業務である営業はもちろん行うのですが、それ以外にも事務のような請求書等の処理作業、マーケターような分析なども行います。
様々な業務をやりたいと考えている人にはピッタリかもしれませんが、営業としてキャリアを積んで行きたい私にはあまり合っていません。
何でも屋のようになっているので、自分の業務だけに取り組める企業に転職したいと常々思っております。

ベンチャー特有の雰囲気に合わない

女性 口コミ
前職がかなり激務だったので、ベンチャー企業の事務としてワークライフバランスを両立できる企業に転職したいと思いとあるベンチャー企業へと入社しました。
希望していた事務職に転職できたのは良かったのですが、職場の雰囲気?というか風土が自分と真逆で後悔しています。
全社員で社訓を大きな声で読んだり、相手の良い所などを誉めあったりとベンチャー企業独特の雰囲気があります。
営業やマーケとかの部署を超えて事務も同じように、独特の決まりを守らなければならないので毎日憂鬱です。
もっと企業規模が小さく、細々と仕事ができる職場に転職しようと早くも後悔しています。

ノルマがきつい

口コミ 男性
キャリアアップ願望が強く、仕事や社会人としてのスキルを積みたく、ガツガツ仕事ができるベンチャー企業に転職しました。
転職して数ヶ月は意欲があり、キツイ仕事にも何とかついていけていましたが、どうしてもスキル面で限界を感じました。
職場の人たちは何気ないでものすごい仕事量を淡々とこなし、ノルマも余裕でクリアしていますが、私だけノルマを全く達成できません。
努力や残業などだけでは、超えられない壁にぶち当たり、厳しい環境のベンチャー企業に転職したことを後悔しています。
現在転職活動中で、次の転職先は業務量が少なく、仕事の負担が少ない企業への転職を目指しています。

ベンチャー・スタートアップ企業に転職して後悔しない4つの方法

ベンチャー・スタートアップ企業に転職して後悔しない4つの方法

ベンチャー企業への転職を考えているなら、後悔しないために絶対にやっておくべきことを紹介します。

ベンチャーに向いている人でも、紹介する方法を実践するかどうかで転職の満足度は大きく異なります。

  • なぜベンチャー企業に転職するのか明確にしておく
  • 社長や経営層の企業理念に共感できるか
  • なるべく多くのベンチャー企業を分析しておく
  • 転職エージェントや知人に頼って優良ベンチャーに転職する

なぜベンチャー企業に転職するのか明確にしておく

憧れやイメージだけでベンチャーに転職をしてしまうと、ミスマッチが生まれて後悔していまいます。

そのため、「なぜベンチャーでなければいけないのか」目的をはっきりさせて転職しましょう。

特に大手からベンチャーに転職する場合、年収・福利厚生などの待遇面のグレードは下がるでしょう。

今より休みがとれなかったり、年収が低くなっても気にならないぐらいの目的がないと、後悔する可能性が高いです。

  • どうしてもやりたい仕事がある
  • 身に付けたいスキルがある
  • 将来起業するために自分の時間は持てなくなっても構わない
  • 出世したい

などの目的が明確でないとベンチャーに転職するのは危険です。大手からベンチャーへの転職はできますが、ベンチャーから大手に行くのは難易度が高いです。

慎重に「本当にベンチャーでやりたいことがあるのか?」自問自答しましょう。

社長や経営層の企業理念に共感できるか

ベンチャー企業は社長をはじめとした経営層と社員との距離がよくも悪くも非常に近いです。

そのため、経営層の理念や思想が普通の社員にも直に浸透している傾向があります。

それらの思想や理念に共感できる人であれば問題ありませんが、共感できない場合は居心地が悪く仕事も思う様に進みません。

会社を選ぶ際にあまり重視するポイントではないかもしれませんが、ベンチャー企業に転職を考えているのであれば必ずチェックしておきましょう。

なるべく多くのベンチャー企業を分析しておく

ひとくちにベンチャー企業といっても、ベンチャーは会社によってかなりカラーが異なります。

  • 学生の雰囲気のような明るいベンチャー
  • 大手のように福利厚生や組織が整っているベンチャー
  • 社長の力が強いワンマン経営ベンチャー
  • 大手企業出身のエリートが集まる少人数先鋭のベンチャー
  • いわゆるブラック企業に分類されるベンチャー

1、2社しか知らずに面接を受けてしまうと、かなりベンチャーに対しての情報・イメージが偏ってしまいます。

何十社もみる必要はありませんが、最低でも4~5社は見ておくべきです。

最近では面接まで進まずとも、カジュアル面談や勉強会などで会社の雰囲気を知れるチャンスもあります。

自分の足と目でベンチャー企業の雰囲気を知っておくと、後悔も少ないでしょう。

社風や仕事内容は特にチェックしておこう!

ベンチャー企業と一般企業とで大きく違うのは、ベンチャー企業特有の雰囲気や社風です。

仕事内容や待遇以前に社風や雰囲気がマッチしていないと、職場に馴染めずに早期退職につながってしまいます。

実際に入社してみないとわからない部分もありますが、少なくても求人情報だけで判断するのはNGです。

企業の公式HPや実際に職場見学を体験し、入社後のミスマッチが無いようにしましょう。

転職エージェントや知人に頼って優良ベンチャーに転職する

ベンチャー企業に初めて転職する人は、ベンチャー企業で働いたことがないので無意識のうちのバイアスがかかりがちです。

偏った情報収集をしないためには、第3者の力を借りるのもおすすめです。

第3者である転職エージェントに相談することで、優良ベンチャーに転職できる確率がぐっと高まります。

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ベンチャー企業への転職が向いている人の特徴

ベンチャー企業への転職に向いている人の5つの特徴

ベンチャー企業に転職して後悔する人の特徴について書いていきました。

逆にベンチャー企業に転職に向いてる人は、どんな人なのでしょうか?

  • 給料や福利厚生よりスキルアップを重視する人
  • 将来起業を考えている人
  • 若くして出世したい人
  • 変化をポジティブに考えられる人
  • 自分で考えて仕事ができる人

ベンチャー企業に転職するメリット・デメリット!転職を成功させるポイントは?

給料や福利厚生よりスキルアップを重視する人

ベンチャー企業はやはり大企業と比べると福利厚生や給料などの待遇面は劣ってしまいます。

しかし、ベンチャー企業のいいところは「スピード感がある」「裁量がある」ところです。

やりたいです!と手を挙げれば多くのことに挑戦できる環境でしょう。

福利厚生や給料よりもスキルアップしたい、発言権が欲しい、と考えている人はベンチャー企業に向いていると言えます。

将来起業を考えている人

100人未満の小規模なベンチャー企業だと経営陣との距離が近いため、将来起業したいと考えている人にとってこの上ない環境と言えます。

大きな企業だと若くして社長と1対1で話せる機会は、ほとんどありません。

若いうちに出世すれば、事業の計画や会社の運営にも携われるチャンスがあるため、起業の勉強になります。

起業したいと考えている人は、スキル・ノウハウを身近で勉強できるベンチャー起業に向いています。

若くして出世したい人

ベンチャー起業は比較的若い社員が多く、人の入れ替わりも多いため、結果を出してある程度の勤続年数になれば出世できるチャンスがあります。

社員数が数千人単位の会社だと10年勤めても課長・部長になれないことも珍しくありませんが、ベンチャー企業は比較的若いうちから出世できる環境にあります。

変化をポジティブに考えられる人

ベンチャー企業は事業内容・組織体制・人の変化が大企業よりも激しいです。

しかしこういった環境の変化に対応でき、かつ変化を楽しめる人はベンチャー企業に向いていると言えます。

自分で考えて仕事ができる人

ベンチャー企業ではいわゆる「指示待ち」ではなく「自分で考えて仕事ができる人」が求められます。

そのため、上司に細かい指示を出されなくても、自分で考えて行動をしていくタイプの人はベンチャー企業に向いています。

自ら仕事を見つけてPDCAサイクルを回せる人はベンチャー企業で活躍できるでしょう。

転職を避けるべきベンチャー・スタートアップ企業の特徴

転職したら後悔するベンチャー企業

ベンチャーならではの特徴はたしかに存在します。

しかし、なかにはベンチャーを謳うだけの中身の伴わないブラック企業なだけの会社も存在します。

下記から転職を避けるべきベンチャー企業について書いていきます。

  • 採用人数が多い
  • 将来の展望が無駄に壮大
  • 提示された基本給が高すぎる
  • オフィスの雰囲気が悪い

採用人数が多い

会社の従業員数に対して採用人数が多い場合は、注意が必要です。

従業員数が100人なのに採用人数が50人では、多すぎると思いませんか?

このような会社は、最初から大人数が辞めることを想定して、大量採用をしているのです。

100人で50人の指導ができるわけもないので、当然ある程度の作業を教えられて、壮絶なノルマや作業を割り当てられます。

転職で関係ないかとは思いますが、企業研究の一環として新卒採用情報なども見ておくと見分けがつきやすいです。

将来の展望が無駄に壮大

将来の展望が無駄に壮大で、現状の目標にしては飛躍しすぎている場合、ブラック企業である可能性が高いです。

目標だけ高くなりすぎて、実際に働いている人とのギャップyが生まれてしまっている悪いケースです。

提示された基本給が高すぎる

求人票に記載されている給料や面談時に高い給料を提示されたら、素直に喜ばずにその企業を疑ってかかるべきです。

みなし残業制度を採用していて、基本給+残業代が含まれた額面を提示している可能性もあります。

オフィスの雰囲気が悪い

面接の際にしっかりとオフィスの雰囲気も見ておきましょう。

会社の現状はオフィスの雰囲気に反映されます。

残業も少なく、事業もうまくいっていてノリノリな会社のオフィスはきらきらして見えるものです。

逆に社員のサービス残業が常態化していたり、会社の事業がうまくいっていない場合、オフィスはどんよりして見えるでしょう。

会社の雰囲気は実際に見てみなければわかりません。

自分が働きたいオフィスかどうか、自分の目で確かめてみましょう。

ベンチャー企業への転職に関する質問

ここでは、大手や中小規模の会社からベンチャー・スタートアップ企業に転職する前に知っておきたいことや、解決しておきたい疑問を解説して行きます。

Q.大手からベンチャー企業に転職するときに覚悟することとは?

大手に比べて、ベンチヤー企業やスタートアップ企業は設立間もないという特徴から、目立った業績がないため、社名を知っている人はほとんどいません。

そのため、ベンチャーやスタートアップ企業に転職するときは、以下の覚悟を持って転職しましょう。

  • 社会的信頼とも呼べるブランド力
  • 生活水準が今よりも落ちる
  • 労働時間の長さ・1日の業務量

これからベンチャーやスタートアップ企業への転職を検討している人は、先の3つを覚悟して活動に取り組みましょう。

Q.ベンチャー・スタ―トアップ企業の平均年収とは?

ベンチャー企業の初年度平均年収は、年収で367万円~383万円程度と言われており、稼いでいる人になると1000万円以上稼いでいる人もいます。

大手企業でもない限り、1000万稼ぐのは会社の経営側にならないと不可能な額です。

一般企業で稼げない金額を得られる可能性があるのは、大きなメリットと言えます。

しかし、ベンチャー企業で1000万円稼ぐのは、相当な業務スキルと結果が必要になります。

ベンチャーは実力主義な側面があるので、実力がある人は昇進していきますが、実力が伴わず結果が出ない人はいつまでも収入がアップしません。

「ベンチャーに転職したものの、全然収入が上がらない…」と後悔に繋がるケースもあるので、ベンチャー企業の特徴を理解してから転職するようにしましょう。

参考: FASTGROW社「90社354名を徹底調査。ベンチャー上場時の役員報酬はいくらなのか?

Q.ベンチャー企業で女性は活躍している?

「ベンチャー企業=仕事がきつい」というイメージを抱えている人も多く、男性メインの職場が多いのでは?と思っている人も多いでしょう。

しかし、実際にはベンチャー企業では女性も活躍しており、逆に女性メインの職場も多いです。

特に女性が多い職種は、経理・事務・デザイナーなどです。

女性の割合が少なく女性が働きづらいというわけではないので安心してください。

Q.40代でベンチャーやスタートアップ企業に就職するのは難しい?

40代でも、ベンチャーやスタートアップ企業に就職するのは可能です。

ベンチャーやスタートアップ企業で仕事をする社員の多くは、20代と若手中心で構成させているものの、事業成長を促す人材として、経験豊富な40代を募集している会社もあります。

Q.IT系のベンチャーに転職できる年代は?

IT系のベンチャーに転職できる人は、20代に限定されているイメージが強いですが、30代や40代の方でも転職できます。

特に業務経験豊富で多彩なスキルを持っている方であれば、マネジメントや管理職などのポジションに就くことも可能です。

その一方で、スキルや経験が乏しい場合は、就職そのものが厳しいです。

Q.ベンチャー・スタートアップ企業と一般企業との違いは?

ベンチャー・スタートアップ企業は、一般企業とは違い、設立間もない企業でもあるため、現在進行形で企業生命をかけた挑戦に臨んでいる会社です。

そのため、企業生命がほぼ安定している一般企業とは異なる面が多々見受けられます。

  • プロセスよりも成果・結果が求められる
  • 自ら学んでいく姿勢が求められる
  • 様々な業務を任せられる
  • 設立当初は仕事優先

また一部のベンチャー・スタートアップ企業の中には、退職金を設けていないところもあります。

一般企業の特徴とは、異なる点が多々見受けられるので、転職する際は志望先の社風や福利厚生を確認したうえで転職しましょう。

自分にあったベンチャー企業に転職して後悔をなくそう!

ベンチャー企業は一般的な企業と比べて、良くも悪くも独特な雰囲気や社風が存在します。

そのため、安易に転職先を決めるのではなく、ベンチャー企業の特徴や社風を理解してから転職することをおすすめします。

また、自分がベンチャー企業に適した人材なのかも、あらかじめ理解しておくべきポイントです。

ベンチャー企業は企業と人材がマッチすれば、この上ないほど働きやすい環境なので、後悔しない転職をしましょう!

ベンチャーへの転職に転職エージェントがおすすめの理由!利用の流れとは?