ベンチャー企業に向いている人・向いていない人に共通していることとは?

「ベンチャー企業はばりばり仕事をしたい人が集まっていて、仕事に対しての意識が高そう」
「ベンチャー企業に興味があるけど、自分は向いているのだろうか」
ベンチャー企業は一般企業とは異なる点が多く、人によって向き不向きがはっきりしています。
そのため、なにも考えずにベンチャー企業へ就職してしまうと、働き始めてからミスマッチに気付いてしまうことに。
折角入社したにも関わらず、早期退職してしまうなんて非常にもったいないです。
そこでこの記事では、ベンチャー企業に向いている人・向いていない人の特徴を詳しく解説していきます。
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ベンチャー企業に向いている人に共通している特徴
ベンチャー企業に向いている人の特徴から紹介していきます。
- 仕事がとにかく好きな人
- 稼ぎたい人
- 裁量権を持って自由に仕事を進めたい人
- 環境や仕事内容の変化に柔軟に対応できる人
- 将来企業したいと考えている人
向いている人の特徴①:仕事がとにかく好きな人
とにかく仕事が好きな人は、ベンチャー企業に向いています。
というのも、ベンチャー企業は一人当たりの仕事量が多く、仕事を楽しめる人でなければ業務をこなせないからです。
また、仕事内容も責任の重いものが多いので、プレッシャーに感じてしまったり、仕事が多く「嫌だな〜」と思ってしまう人は基本的には向いてません。
そんな状況を、楽しんでやってやろうと思える気持ちが大切です。
たくさんの仕事をこなせて楽しい!・仕事で成果をあげるのがうれしい!など、仕事に大きなやりがいを感じる人にピッタリです。
また、企業にとっても仕事が好きで積極的に仕事をしてくれる人は、非常にニーズが高いです。
向いている人の特徴②:お金を稼ぎたい人
ベンチャー企業では、基本的に仕事の成果が給与に反映される仕組みが整っているため、とにかくお金を稼ぎたい人にピッタリです。
タワーマンションに住みたい!・高級外車や高級時計を身につけたい!などの具体的な目標があれば、なおOKです。
しかし、高収入がもらえる分、仕事料が多い・プレッシャーがかかるなど、覚悟しておかなければなりません。
高収入をもらえるためなら、どんな仕事も死ぬ気でがんばれる人がベンチャー企業で活躍できる人です。
向いている人の特徴③:裁量権を持って自由に仕事を進めたい人
一般企業の場合は、年功序列の仕組みが根強く残っているので、若い年代で重要な仕事を任されません。
先輩のサポート業務や責任が発生しない仕事がほとんどです。
対して、ベンチャー企業は実力主義なので、年齢や年次に関わらず、大きな仕事を任されます。
裁量権も一任されるので、先輩や上司から指示を受けるのではなく、自分のペースで仕事ができます。
そのため、上からの指示で仕事を進めるのではなく、自分のペースで仕事を進めたいと考えている人にピッタリです。
向いている人の特徴④:環境や仕事内容の変化に柔軟に対応できる人
ベンチャー企業は良くも悪くも、職場環境や会社方針が変化していきます。
そのため、変化に柔軟な対応ができる人でなければ、ベンチャー企業で仕事を続けていくことはできません。
今まで取り組んでいた業務や身に付けたスキルがすぐに古いものになってしまうので、常に新しい知識を取り入れて成長していく必要があります。
同じことを続けている現状維持は進化ではなく、退化なので自発的な姿勢が大切です。
ベンチャー企業では、変化に対応する柔軟性は大切な能力なのです。
向いている人の特徴⓹:将来企業したいと考えている人
将来企業を考えている人も、ベンチャー企業に向いています。
というのも、起業するための能力を養っていくには、経営陣の近くで仕事ができるベンチャー企業がピッタリだからです。
一般企業では、経営陣との距離があるので、目の前の仕事をこなすだけになってしまいます。
その点、経営陣との距離が近いベンチャー企業は、起業のノウハウを取り入れるのにぴったりなのです。
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ベンチャー企業に向いてない人に共通している特徴
ベンチャー企業に向いてる人がいる一方で、向いていない人がいるのも事実です。
向いていないにも関わらず、ベンチャー企業に就職してしまうと、ミスマッチが生まれてしまい早期退職に繋がることも。
そんなリスクを引き起こさないためにも、向いていない人の特徴を紹介していきます。
- 充実した研修を受けたい人
- マニュアル通りに仕事をしたい人
- 安定志向が強い人
- プライベートを充実させた人
それぞれ詳しく説明していきます。
向いていない人の特徴①:充実した研修を受けたい人
入社後に充実した研修を受けたいと思っている人は、ベンチャー企業に向いていません。
ベンチャー企業では、社員数が少ない・仕事のノウハウが定まっていないなどの要因で、研修が行われていないケースがほとんど。
仕事をしながら実践形式で覚えていくので、自ら学んでいく姿勢を持った人が成長していきます。
充実した研修を受けたい人は、一般企業を目指しましょう。
向いていない人の特徴②:マニュアル通りに仕事をしたい人
ベンチャー企業は一人に任される仕事内容が多様化しているので、決まったマニュアルがありません。
自分で試行錯誤しながら手探りで仕事を進めていくため、マニュアル通りにはいかないのです。
自分で考えながら行動するのが楽しいと感じたり、新しい業務を自ら作り上げるのが好きな人は、ベンチャー企業にピッタリです。
向いていない人の特徴③:安定志向が強い人
ベンチャー企業は働き方次第で高収入が得られる反面、かなり不安定な要素が多いです。
経営が不安定なので倒産や、収入ダウンなどのリスクがあります。
また、福利厚生など整っていない企業がほとんどなので、安定志向が強い人にはあまりおすすめできません。
ベンチャー企業は、将来大きな成長を遂げる可能性がある一方で、成績を残さなければ昇給が難しく福利厚生も整っていない不安定要素があるのを理解しておきましょう。
向いていない人の特徴④:プライベートを充実させた人
ベンチャー企業は、仕事料が多くて退勤後も遅くまで残業をするケースも少なくありません。
仕事が好きな人にとっては苦になりませんが、ワークライフバランスを重視したい人には、あまり向いていない環境と言えます。
プライベートの時間を確保したいと考えている人は、一般企業への就職をおすすめします。
ベンチャー企業で求められるスキル
ベンチャー企業で求められるスキルは下記の通りです。
- 自分なりの考えを持っている人
- 向上心が強い人
- 自己管理能力
自分なりの考えを持っている人
一般的な意見と違う視点に立って、自分なりに物事を考えることができるスキルは、ベンチャー企業で重宝されます。
常に新しい仕組みや制度が整っていくので、新しい風を巻き起こすという点で、高く評価されるのです。
積極的に新しいことを取り入れたり、チャレンジしていく必要性がある環境の中で独創性や革新性がある人は活躍できます。
向上心が強い人
ベンチャー企業で働いている人の多くは、通常の人の何倍も向上心があります。
「仕事で高い成果をあげたい」「年収1000万円稼げるようになりたい」など、方向性は違えど、非常に向上心が高いです。
そのため、「高収入を稼ぐためなら何でもします!」くらいの気概を持っている人は非常に重宝されます。
自己管理能力
自分をしっかりと管理できる、自己管理能力も重要です。
自分主体で仕事を進めていくからこそ、自分の視点を持って管理していかなければなりません。
仕事の進捗状況などを基にして、「今何をすべきなのか」「この業務は後回しでも問題ない」など、仕事の優先順位を理解するスキルが大切です。
優良ベンチャー企業を見分けるコツ
ベンチャー企業は情報量が少ないので、何を基準にしてどのように探せばいいのか、よくわかりませんよね。
企業ごとのレベルにも大きな違いがあるので、ブラック企業・優良企業の差が激しいです。
ブラックベンチャーへと就職してしまうと、仕事についていけずに早期退職してしまうことも。
そんな情況を引き起こさないためにも、優良ベンチャーを見分けるコツを紹介していきます。
- 会社規模が拡大しているか
- 取り組んでいる事業が成長する可能性があるか
- 社員の年齢層が若いか
会社規模が拡大しているか
ベンチャー企業は設立して間もない企業が多いので、業績を上げている場合は、従業員数の増加・オフィス移転を繰り返しています。
そのため、年々会社規模が拡大しているかチェックしてみましょう。
求人に記載されている、従業員数・会社の業績・オフィスの広さなどが参考になります。
年々会社規模が小さくなっている場合は、売り上げが芳しくないため、入社しても良い待遇で迎えてくれません。
最悪の場合は、入社後に倒産するリスクもあり、職を失ってしまうので入社前にしっかりとチェックしておきましょう。
取り組んでいる事業が成長する可能性があるか
企業が展開している主な事業内容の市場などを考えて、その事業の将来性があるかどうかを見極めましょう。
会社の将来性や成長性に望みがない会社に入社すると、自分の将来にも影響してしまいます。
いつまでも収入が上がらず、スキルも身に付かないリスクがあるので、しっかりとチェックしておきましょう。
社員の年齢層が若いか
勤務している社員の年齢層にも注目しておきましょう。
年齢層が若ければ、人間関係が築きやすく、仕事をしていく中でのストレスを最小に抑えられます。
また、社内の風とおしも良いので、自分で仕事をしやすい環境に整備できます。
ベンチャー企業が向き不向きがはっきりしているので注意!
ベンチャー企業は一般企業とは違い、良くも悪くもクセがあるため、向き不向きが明確にわかれています。
向いていないにも関わらず、入社してしまうと、ミスマッチが生まれ早期解約に繋がることも。
早期解約は経歴に大きな傷をつけてしまうことになるため、転職ハードルが高くなってしまいます。
そんな状況に陥らないためにも、自分がベンチャー企業に向いているのか、しっかりと見極めてから就活を始めましょう!