法人営業はきつい？激務？きついと感じる理由と落ち着いた企業を選ぶ秘訣
法人営業は、会社や企業に向けて営業する仕事。顧客との相性や働く企業によって待遇がさまざまで、激務できついと感じる人も多いといわれています。
しかし、法人営業は基本給に加えてインセンティブ制度があるため稼ぎやすいです。
また、法人営業を経験すれば別業界への転職がしやすくなるのもポイント。
しっかりと求人に目を通して、ホワイト企業に就職できれば稼ぎやすく、スキルも身につけられる仕事です。
しかし、実際に就職する前に法人営業のメリットやデメリットも把握しておきたいですよね。
ホワイト企業の選び方を知ってから、慎重に就職を決めたいところ。
今回は法人営業のきついと感じる理由とホワイト企業を選ぶ秘訣をご紹介します。
法人営業がきつい・激務になるイメージが強い理由
法人営業がきつい・激務になるイメージが強い理由は、以下の6つです。
- 新規開拓営業でひどい扱いを受ける可能性があるため
- ノルマ達成へのプレッシャーがあるため
- 体力的にハードだから
- 飲み会や接待に参加する機会が多いから
- 顧客ごとに抱えている悩みがバラバラで解決しづらいため
- スケジュール調整が多いため
新規開拓営業でひどい扱いを受ける可能性があるため
法人営業では、新規開拓営業でひどい扱いを受ける可能性があります。
新規開拓営業は、テレアポや飛び込み営業など、不特定多数の企業にアプローチをするもの。基本的に営業先企業の人から嫌がられる可能性が高いので、ほとんど話すことを断られることや、ひどい扱いを受けることもあります。
新規開拓営業は特にメンタルにダメージが出やすいため、忍耐力がある人や精神的に落ち込みづらい人でないと、きついといえます。
ノルマ達成へのプレッシャーがあるため
法人営業はノルマ達成へのプレッシャーがあります。ほとんどの営業職は、一定期間での契約ノルマ数が設けられます。
それが達成できないと給与が上がらなかったり、部署での立ち位置が悪くなったりする可能性が高いです。
加えて、企業によっては同僚と数字を比べられることもあります。
誰がどれだけ契約を獲得できているかが目に見えてわかるのも、ストレスになりやすいでしょう。
体力的にハードだから
法人営業は体力的にハードです。法人営業は一日に数社以上営業に周ることがあります。
新規営業の場合は、それが毎日続く可能性も。また、新規開拓のテレアポをするなら一日のうちに何十回も電話することになります。
また、テレアポ・対面どちらの場合でも、営業トークし続ける必要があるため、体力的にハードになりやすいです。
そのため、話すことが好きな人や、長時間話し続けることが苦ではない人におすすめです。
飲み会や接待に参加する機会が多いから
法人営業は、飲み会や接待に参加する機会が多い職種です。
法人営業では取引先との関係性をよくするために、飲み会や接待を行うことがあります。
話しやすい顧客であればよいですが、中には性格が合わない人ともコミュニケーションを行う必要があることも。
飲み会や接待で業務以外の時間にも、顧客と関わる機会があることを覚えておきましょう。
顧客ごとに抱えている悩みがバラバラで解決しづらいため
法人営業は、顧客ごとに抱えている悩みがバラバラで解決しづらい点があります。
同じパターンで解決できるような簡単なパターンはほとんどなく、毎回新しい課題に直面することが多いでしょう。
そのため、課題を解決するために毎回考える必要があります。
法人営業は、単純なコミュニケーションスキル以外にも、顧客の課題を解決するために物事を考え抜く力が必要なので、きついといわれるのもポイントです。
スケジュール調整が多いため
法人営業は、社内外で多くの人が関わるため、スケジュールを調整する必要があります。
法人営業は担当の顧客が数社〜数十社あり、打ち合わせがあるたびに顧客と自分、同席する同僚などのスケジュールを調整することが必要。
定例の打ち合わせがあれば簡単ですが、そうでない場合は自分が複数人のスケジュールを調整したり、会議室を抑えたりしなければなりません。
法人営業は数ある職種の中でも、スケジュール調整をする機会が一番多い点できついと言われています。
法人営業のメリット
法人営業は激務で大変といわれますが、以下のようなメリットもあります。
- 成果を上げた分だけの報酬をもらえる
- 社会人に必要なポータブルスキルが身につく
- 別業界への転職がしやすくなる
成果を上げた分だけの報酬をもらえる
法人営業は成果を上げた分だけの報酬をもらえます。
法人営業は契約ひとつあたりの金額が多いのがポイント。そのため、営業した人への報酬も多くなります。
営業職の多くはインセンティブ制度があり、営業して契約を獲得した分だけ給与に反映されます。
法人営業で契約をたくさん獲得すればする分だけ稼げるのがメリットのひとつです。
社会人に必要なポータブルスキルが身につく
法人営業は、社会人に必要なポータブルスキルが身につくメリットがあります。
ポータブルスキルとは職種の専門的なスキル以外に、業種や職種に関わらず持ち運びができるスキルのことです。
法人営業は多くの顧客とやり取りを行う職種。メールや電話、打ち合わせ時のマナー、アポイントのとり方など、ビジネスに必要なポータブルスキルが身につきます。
他の職種よりも社会人に必要な幅広いスキルを学べるのがポイントです。
また、法人営業を経験すると、どの職種でも必要となる社会人としてのマナーが身についているため、異業種への転職がしやすいのもメリットのひとつといえます。
別業界への転職がしやすくなる
法人営業として働いた経験があると、別業界への転職がしやすくなります。
法人営業は扱う商材が異なるだけで、ほとんどの業界にある職種。
例えば、IT企業の法人営業から、メーカーの法人営業への転職なども可能です。
法人営業は扱う商材が異なっても、アポイントのとり方や、打ち合わせの流れ、メールや電話でのスキルは共通しています。
そのため、別業界への転職がしやすい点がメリットです。
法人営業として働きやすい企業選びのポイント
ホワイト企業の法人営業として働きたいなら、以下の4つをチェックしておくのがおすすめです。
- 離職率が低いか
- 女性が働きやすいための取り組みが行われているか
- 有給の消化率が高いか
- 基本給が高いか
離職率が低いか
ホワイト企業の法人営業として働きたいなら、離職率が低いかをチェックしましょう。
厚生労働省の「平成30年雇用動向調査結果の概要」によると、日本全体の離職率は14.6%です。
日本全体の離職率と比べて、それよりも離職率が低ければ低いほど、ホワイト企業である確率が高くなります。
社員がよく辞める企業は、働く上で何らかの問題があることを意味しています。
上司からの風当たりが強かったり、ノルマが厳しかったり、給与が低かったりする可能性があるため、しっかりチェックするのがおすすめです。
女性が働きやすくなるための取り組みが行われているか
ホワイト企業の法人営業として働きたいなら、女性が働きやすくなるための取り組みが行われているかをチェックするのがおすすめです。
ホワイト企業の多くは、女性が働きやすいように産休や育休などの制度が整っていることがほとんど。
このような制度が設けられていない場合、激務で忙しかったり、人手が足りていなかったりする可能性が高いです。
求人を探す際は、女性が働きやすくなるための取り組みがされているかをチェックしましょう。
有給の消化率が高いか
ホワイト企業の法人営業として働きたいなら、有給の消化率が高いかをチェックするのがおすすめです。
厚生労働省が令和2年に実施した「就労条件総合調査」によると、労働者全体の有給休暇取得率の平均は56.3％。
ふたりにひとりは有給を消化できていません。
有給休暇取得率は高ければ高いほど、ホワイト企業である可能性が高くなります。
求人を探すときは、有給休暇取得率が7割以上を目安として確認しましょう。
基本給が高いか
ホワイト企業の法人営業として働きたいなら、基本給を確認するのが重要です。
法人営業はインセンティブ制度によって、基本給が低くなっていることが多め。
契約を確認できなかったら、給与がかなり低くなる可能性があります。
ホワイト企業なら基本給に一定以上の額を設けて、さらにインセンティブがある傾向があります。
インセンティブ分があるからといって、基本給が低い企業には注意しましょう。
ホワイト企業の法人営業として働きたい人におすすめの転職エージェント
ホワイト企業の法人営業として働きたい人におすすめの転職エージェントは、以下の3つです。
- マイナビエージェント
- DYM就職
- doda
マイナビエージェント
マイナビエージェントは「20代に信頼されている転職エージェント1位」に選ばれた、大手マイナビが運営する転職エージェントです。
マイナビエージェント内で検索可能な求人は全体の20%ほどで、全体の80％ほどは非公開求人が占めています。
サービスに登録することで、ほかでは見つからないベンチャー企業の求人まで触れることができ、様々な営業職の求人に巡り合えます。
| 運営会社 | 株式会社マイナビ |
|---|---|
| 公開求人数 | 約4万件 |
| 利用可能地域 | 全国 |
| 利用料 | 無料 |
DYM就職
DYM就職は第二新卒・既卒・フリーター・ニートを対象とした、正社員就職サポートサービスです。
IT業界や医療系、小売、サービス業界など幅広い求人を保有しています。
DYM就職はフリーターやニートからでも就職がしやすく、研修が充実した求人が集められているので、安心して就職活動ができるでしょう。
| 運営会社 | 株式会社DYM |
|---|---|
| 公開求人数 | 非公開 |
| 利用料 | 無料 |
doda
- 公開求人数
- 235,428件
- サイトのタイプ
- 総合型
- 対応エリア
- 全国
- 運営会社
- パーソルキャリア株式会社
dodaは公開求人数が10万件を超える大手転職サイトです。2022年9月時点での営業職求人（法人営業でKW検索）は、14,910件ありました。
dodaは、大手企業からベンチャー企業まで求人を保有しています。全体的な求人数が多いので、希望条件に近い求人が探しやすいのがポイントです。
dodaにはスカウトサービスがあり、希望条件を登録しておくだけで企業側からアプローチがもらえます。
加えて、dodaでは専門スタッフが応募書類の書き方アドバイスや、面接対策を行ってくれるエージェントサービスもあります。
dodaは手厚いサポートのもと転職活動を進められるので、転職が初めての人にもおすすめです。
| 運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
|---|---|
| 公開求人数 | 約15万件 |
| 利用可能地域 | 全国 |
| 利用料 | 無料 |
自分に合った企業の法人営業職として働こう！
今回は法人営業のきついと感じる理由とホワイト企業を選ぶ秘訣をご紹介しました。
法人営業は、会社や企業に向けて営業する仕事。顧客との相性や働く企業によって待遇がさまざまで、激務できついと感じる人も多いといわれています。
しかし、基本給に加えてインセンティブ制度があるため稼ぎやすいことや、一度法人営業を経験すれば別業界への転職がしやすくなるのもポイントです。
ぜひこの記事を参考に法人営業としてのキャリアを検討してみてください。
